奈良時代のお面が見つかる [2006.09.19 - 遺跡・文化財の出土、判明]
天理大学が一瞬にして奈良時代にタイムスリップ!
奈良時代のお面!見た感じの保存状態はあまり芳しくないようですが、中が完全な空洞なわけですから、仕方ないのかなぁと勝手に分析。
伴奏をバックに無言で踊るらしく、引き締まった空気の中に滑稽さを感じるのだとか。上のお面はどちらかと言うと「引き締め」役に見えますが(笑)、奈良時代はどんな色でどんな顔をしてたんでしょうか。
伎楽のお面というのは基本的に頭からすっぽりかぶるものだそうです。写真をじっくり見てみると、確かに頭部の丸みが後ろまで続いているような。
それから、伎楽のお面には様々な種類があります。今回見つかったお面は記事で「酒に酔った西域の人物を表す」と表現されている通り、「酔胡従(すいこじゅう)」だとの見方が強いのだとか。
(【西域】……中央アジア・西アジアなどの地域を指した呼称。中国で使われる(使われた?)言葉らしく、「中国から見て西側」という意味)
「酔胡従」以外にも、「獅子」や「呉女(ごじょ)」など、現在のところ14種類の伎楽面が見つかってるようです。
伎楽面は法隆寺や正倉院などにも残っていると書かれていたので、色々と調べてみましたが、明確なイメージが湧くようなものはなかなかヒットせず。
●追記(06.9.30) エントリ下部に関連の別エントリ情報追加
でも文字としてはデータベースの中にきちんと存在してました。
奈良国立博物館のデータベースで「伎楽面」と検索してみると、ヒットしたのは19件。飛鳥・奈良・鎌倉時代のもののようです。
一気に飛んで、文化庁の「国指定文化財等データベース」でも検索。すると重要文化財として7つの伎楽面が登録されているらしいことが分かりました。
7件のうち、奈良時代のものが5件、鎌倉時代のものが2件。
どちらの検索でも平安期の伎楽面が見当たらなかったことがオモシロ不思議です。こういう謎大好きです。
(伎楽は平安以降衰退したとの表記も見かけたので、となると鎌倉時代の伎楽面が存在することがオモシロ不思議?)
伎楽は上代の日本では盛んに舞われていたようですが、以降衰退、現在ではほとんど耳にしません。
が、現代風にアレンジされたであろう伎楽を年中行事として行っている場所もあります。
その一つが、薬師寺。毎年5月5日に行われる「玄奘三蔵会大祭(げんじょうさんぞうえたいさい)」という行事が、伎楽に当たるようです。

薬師寺サイト内「玄奘三蔵会大祭」 (トップページ>お寺の紹介>年中行事・定例行事 >玄奘三蔵会大祭)
楽しそう……!
そしてなるほど、どのお面も頭からすっぽりかぶってますね。
今回見つかったお面も、こんな風に奈良時代の誰かがかぶっていて、奈良時代の色んな人を楽しませたんでしょうか。
そう考えるだけで私はもうウキウキします。これだから奈良が好き!
最後になりましたが、一番上のサムネイル、お面と一緒に写真に写ってらっしゃる方の笑顔がもう最高に嬉しそうで、私の中の嬉しさも倍増しました(笑)
●追記(06.9.30)
――関連エントリ
・奈良ネタ :: 伎楽面実物発見! (06.09.30)
(追記、以上まで)
参考リンク
・奈良国立博物館データベース
――検索は、「トップ>情報検索サービス>所蔵写真検索システム」
・国指定文化財等データベース (文化庁)
・薬師寺
奈良時代の伎楽(ぎがく)面発見―天理大 (jiji.com(時事通信) / 06.9.19)
(略)
伎楽は寺院の法要などで催された仮面劇で、この面は酒に酔った西域の人物を表す。
江戸時代には東大寺の所有だったという(19日、奈良県天理市)
奈良時代のお面!見た感じの保存状態はあまり芳しくないようですが、中が完全な空洞なわけですから、仕方ないのかなぁと勝手に分析。
|| お役に立つと嬉しい豆知識 ||
【伎楽】(ぎがく)
仮面をかぶり、横笛や腰鼓などを伴奏に舞うもので、寺院の法会や宮中の舞楽会などで行われた。正倉院・法隆寺などに伎楽面が残る。
――『日本史辞典 三訂版 (旺文社)』の【伎楽】の項より引用
【伎楽】(ぎがく)
仮面をかぶり、横笛や腰鼓などを伴奏に舞うもので、寺院の法会や宮中の舞楽会などで行われた。正倉院・法隆寺などに伎楽面が残る。
――『日本史辞典 三訂版 (旺文社)』の【伎楽】の項より引用
伴奏をバックに無言で踊るらしく、引き締まった空気の中に滑稽さを感じるのだとか。上のお面はどちらかと言うと「引き締め」役に見えますが(笑)、奈良時代はどんな色でどんな顔をしてたんでしょうか。
伎楽のお面というのは基本的に頭からすっぽりかぶるものだそうです。写真をじっくり見てみると、確かに頭部の丸みが後ろまで続いているような。
それから、伎楽のお面には様々な種類があります。今回見つかったお面は記事で「酒に酔った西域の人物を表す」と表現されている通り、「酔胡従(すいこじゅう)」だとの見方が強いのだとか。
(【西域】……中央アジア・西アジアなどの地域を指した呼称。中国で使われる(使われた?)言葉らしく、「中国から見て西側」という意味)
「酔胡従」以外にも、「獅子」や「呉女(ごじょ)」など、現在のところ14種類の伎楽面が見つかってるようです。
伎楽面は法隆寺や正倉院などにも残っていると書かれていたので、色々と調べてみましたが、明確なイメージが湧くようなものはなかなかヒットせず。
●追記(06.9.30) エントリ下部に関連の別エントリ情報追加
でも文字としてはデータベースの中にきちんと存在してました。
奈良国立博物館のデータベースで「伎楽面」と検索してみると、ヒットしたのは19件。飛鳥・奈良・鎌倉時代のもののようです。
一気に飛んで、文化庁の「国指定文化財等データベース」でも検索。すると重要文化財として7つの伎楽面が登録されているらしいことが分かりました。
7件のうち、奈良時代のものが5件、鎌倉時代のものが2件。
どちらの検索でも平安期の伎楽面が見当たらなかったことがオモシロ不思議です。こういう謎大好きです。
(伎楽は平安以降衰退したとの表記も見かけたので、となると鎌倉時代の伎楽面が存在することがオモシロ不思議?)
伎楽は上代の日本では盛んに舞われていたようですが、以降衰退、現在ではほとんど耳にしません。
が、現代風にアレンジされたであろう伎楽を年中行事として行っている場所もあります。
その一つが、薬師寺。毎年5月5日に行われる「玄奘三蔵会大祭(げんじょうさんぞうえたいさい)」という行事が、伎楽に当たるようです。

薬師寺サイト内「玄奘三蔵会大祭」 (トップページ>お寺の紹介>年中行事・定例行事 >玄奘三蔵会大祭)
楽しそう……!
そしてなるほど、どのお面も頭からすっぽりかぶってますね。
今回見つかったお面も、こんな風に奈良時代の誰かがかぶっていて、奈良時代の色んな人を楽しませたんでしょうか。
そう考えるだけで私はもうウキウキします。これだから奈良が好き!
最後になりましたが、一番上のサムネイル、お面と一緒に写真に写ってらっしゃる方の笑顔がもう最高に嬉しそうで、私の中の嬉しさも倍増しました(笑)
●追記(06.9.30)
――関連エントリ
・奈良ネタ :: 伎楽面実物発見! (06.09.30)
(追記、以上まで)
参考リンク
・奈良国立博物館データベース
――検索は、「トップ>情報検索サービス>所蔵写真検索システム」
・国指定文化財等データベース (文化庁)
・薬師寺




COMMENT
このお面、山陽新聞の今朝の朝刊にも
でっかく載ってましたよ♪
奈良のいろんな発見に関する記事は切り抜いて
検定テキストに挟んでいこうと思います。
ユエさんの今日の日記を最後まで読んで
もう一回上の写真を見ると
ホント・・お面の横の方の笑顔に癒されますね(^o^)
夏はバテてましたが涼しくなってきたので
また奈良に出かけようと思ってます。
そちらの新聞にも載ってましたかー!
うちで取ってる新聞では、翌日の奈良面を見てもこの記事が見つからず。
まさか載ってないのかと意気消沈しかけたところ、テレビ面の裏に載ってました。
奈良面だけでは扱いきれない記事だったのかも(笑)
嬉しい記事でした。
奈良は夜が涼しくなり、気を抜くと風邪を引きそうです。
季節の変わり目ですから、ご自愛くださいね。
いらっしゃる時はぜひぜひ秋の奈良をご堪能ください(^^)