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by Yue | 2008-08-20 | | top
はるかペルシャに見る奈良 [2007.09.03 - 奈良の外に見る奈良]
一つ前のエントリで書いた通り、大阪・難波宮跡へ訪れたのと同時に、そのすぐ近くの大阪歴史博物館で開かれている「ペルシャ文明展」に行ってきました。
この特別展はちょうど1年前に東京から始まり、愛知、北海道、福岡、そして最後の大阪に来ているので、もしかすると訪れた方もいらっしゃるかもしれません。
日本や奈良に通じるものがあるかなーと何気なく惹かれて行ったのですが、まぁ想像以上に日本日本、奈良奈良してました。何のこっちゃ。
私の思考回路(少なくとも歴史関連に関しては)は基本的に奈良が中心なので、ペルシャ展でも奈良と関連させて考えることが多かったです。
というか、世界ってすごい。紀元前からめちゃくちゃ精緻なもの作り上げてる世界、すごい。
以下、特別に注釈のない写真は全てペルシャ展の図録から。
たとえばこれ。コップの取っ手代わりにヤギがくっついているものです(「山羊形把手付き筒形杯」)。

これが紀元前2千年に天然アスファルトで作られたのですよ。日本の縄文時代の頃に、もうこんなハイテク(?)なものを作り上げてたのですよ。もうやっぱり世界ってすごいとしか言いようがない。
これは見覚えある方もいらっしゃるのではないでしょうか。東大寺正倉院の宝物「白瑠璃碗」……と言いたいところですが、実はササン朝ペルシャの「円形切子碗」。正倉院の「白瑠璃碗」の大先輩に当たります。

ササン朝ペルシャとは、226〜651年、日本で言う弥生〜飛鳥時代に、現イラン北西部に栄えた国家です。ちょうどこの頃シルクロードが栄えた頃で、当地はローマと中国の中心に位置する重要な通過点として君臨していたようです。
ちなみにこちらが東大寺正倉院宝物「白瑠璃碗」。(写真は「よみがえれ!現代のシルクロード」のページサムネイル)

ササン朝ペルシャのお碗の方が濁っているのは、長年土の中にあったことによる風化などが原因だそうです。
正倉院の白瑠璃碗がこれほどの透明度を残して保存されているのは本当にすごいことなんですね。
などなど、ペルシャ展で色んな奈良を感じることができ、本当に楽しかったの一言でした。専門家の方のスライドトークショーを拝聴することもでき、ペルシャを一気に身近に感じるようになった気がします。
時代の違いもあってでしょう、ペルシャ宝物の方が奈良宝物に比べて稚拙な部分もあり、優劣云々ではなく、それがまたおもしろかったです。首の長い壷の首の付け根が、中央から微妙にずれてたりとか(笑)
パッと見の変化は薄いかもしれませんが、これらの宝物が日本に届くまでには着実に進化を遂げていたのを垣間見ることができました。
そうそう、奈良に直接は関係ないのですが、下の写真は紀元前1200〜700年前の斧。

何に感激したかって、矢印が書かれてることに感激したのです。
矢印って紀元前から使われ続けてる模様なのか……。実はすごい存在なんだなぁと妙なところで大感心しました。
……エントリの締めに。
これぞまさに「ペルシャで感じる奈良」!

ビバ、紀元前の鹿。
関連サイト
・大阪歴史博物館
関連エントリ
・大阪にある飛鳥時代、難波宮跡 (07.08.30)
――大阪歴史博物館のすぐ近くにある難波宮跡に行ってきましたエントリ
この特別展はちょうど1年前に東京から始まり、愛知、北海道、福岡、そして最後の大阪に来ているので、もしかすると訪れた方もいらっしゃるかもしれません。
日本や奈良に通じるものがあるかなーと何気なく惹かれて行ったのですが、まぁ想像以上に日本日本、奈良奈良してました。何のこっちゃ。
私の思考回路(少なくとも歴史関連に関しては)は基本的に奈良が中心なので、ペルシャ展でも奈良と関連させて考えることが多かったです。
というか、世界ってすごい。紀元前からめちゃくちゃ精緻なもの作り上げてる世界、すごい。
以下、特別に注釈のない写真は全てペルシャ展の図録から。
たとえばこれ。コップの取っ手代わりにヤギがくっついているものです(「山羊形把手付き筒形杯」)。

これが紀元前2千年に天然アスファルトで作られたのですよ。日本の縄文時代の頃に、もうこんなハイテク(?)なものを作り上げてたのですよ。もうやっぱり世界ってすごいとしか言いようがない。
これは見覚えある方もいらっしゃるのではないでしょうか。東大寺正倉院の宝物「白瑠璃碗」……と言いたいところですが、実はササン朝ペルシャの「円形切子碗」。正倉院の「白瑠璃碗」の大先輩に当たります。

ササン朝ペルシャとは、226〜651年、日本で言う弥生〜飛鳥時代に、現イラン北西部に栄えた国家です。ちょうどこの頃シルクロードが栄えた頃で、当地はローマと中国の中心に位置する重要な通過点として君臨していたようです。
ちなみにこちらが東大寺正倉院宝物「白瑠璃碗」。(写真は「よみがえれ!現代のシルクロード」のページサムネイル)

ササン朝ペルシャのお碗の方が濁っているのは、長年土の中にあったことによる風化などが原因だそうです。
正倉院の白瑠璃碗がこれほどの透明度を残して保存されているのは本当にすごいことなんですね。
などなど、ペルシャ展で色んな奈良を感じることができ、本当に楽しかったの一言でした。専門家の方のスライドトークショーを拝聴することもでき、ペルシャを一気に身近に感じるようになった気がします。
時代の違いもあってでしょう、ペルシャ宝物の方が奈良宝物に比べて稚拙な部分もあり、優劣云々ではなく、それがまたおもしろかったです。首の長い壷の首の付け根が、中央から微妙にずれてたりとか(笑)
パッと見の変化は薄いかもしれませんが、これらの宝物が日本に届くまでには着実に進化を遂げていたのを垣間見ることができました。
そうそう、奈良に直接は関係ないのですが、下の写真は紀元前1200〜700年前の斧。

何に感激したかって、矢印が書かれてることに感激したのです。
矢印って紀元前から使われ続けてる模様なのか……。実はすごい存在なんだなぁと妙なところで大感心しました。
……エントリの締めに。
これぞまさに「ペルシャで感じる奈良」!

ビバ、紀元前の鹿。
関連サイト
・大阪歴史博物館
関連エントリ
・大阪にある飛鳥時代、難波宮跡 (07.08.30)
――大阪歴史博物館のすぐ近くにある難波宮跡に行ってきましたエントリ


