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2007-06

 今年3月に見つかった「山田道」の遺構の下の地層から、更に古い「山田道」の遺構が見つかったようです。
 当時の最先端技術を駆使したその様子に拍手!

飛鳥の道「山田道」7世紀半ばに先進の土木技術を採用(07.6.5 / YOMIURI ONLINE)

山田道ニュース(070606 / YOMIURI ONLINE)サムネイル

 奈良文化財研究所は5日、奈良県明日香村の石神遺跡で見つかった古代の官道「山田道」が、7世紀半ばから本格整備されていたと発表した。
 大化改新(645年)後の激動期にあたり、飛鳥に中央集権化した都を建設するため、基礎部分に小枝を敷いて強化する「敷葉(しきは)工法」など先進の土木技術を使っていたことが明らかになった。
 7世紀後半から、8世紀初めにかけての山田道の遺構の下層を調べたところ、東西14メートル、南北7メートルにわたり、長さ80センチから1メートルに切りそろえた、葉のついたままのサカキなどの広葉樹の枝が南北方向に敷き詰められていることが判明。その上には砂質と粘土質の土を交互に盛っていた。


 上でも書いた通り、この「山田道」は今年3月に一度話題になっている、『万葉集』などにも登場する由緒正しき官道です。
 3月に書いた山田道エントリにてもう少し詳しい情報を記載しているので、そちらをご覧いただければと思います。(参照-明日香村の山田道はカーブがお得意 (07.03.30))

 この3月に発見された遺構は7世紀後半以降に作られたのものとされていました。
 しかしその遺構を更に10cmほど掘り下げたところ、今回話題になっている7世紀半ばに作られたと見られる「山田道」の遺構が確認されたとのこと。

 朝日新聞紙面の「『山田道』掘ったら『山田道』」という一文が今回の発見を端的に表現しています。ナイスです朝日新聞。


 で、今回の発見で特徴的なのは、「敷葉(しきは)工法」。
 枝葉を敷き詰めてその上に土砂を盛ることにより道路を作り上げるというこれは、当時の最先端の渡来系の工法だったようです。
 「水はけの悪い地盤を強化していたらしい(朝日新聞紙面)」らしいです。らしいのオンパレードで申し訳ない。


 史書などでは確認されていたものの、実際にはほとんど解明されていなかった「幻の道・山田道」ですが、ここに来て徐々に姿を現し始めました。


 ……ここまで書いて思い出した。
 先日明日香へ行った時、今回山田道が発見された石神遺跡を遠くから眺めてきたのでした。
 発掘調査してるから近寄りがたくて、何の調査してるんだろうとのんびり思っておったのですが。
 そうか、あれは山田道の調査だったのか……!近づいていけばよかった……!!


関連エントリ
 ・明日香村の山田道はカーブがお得意 (07.03.30)
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