奈良ならでは [http://naranara.blog10.fc2.com/]

気楽に読んで奈良に興味を持っていただけるブログ目指して奮闘中

2007-05

スポンサーサイト [2008.08.20 - ]
by Yue | 2008-08-20 | | top
 「数百年に一度の大修理」が行われている、唐招提寺金堂。
 もともとそこでのんびりと座って(立って?)らした3体の仏像は、修理と同時に別々の場所へ移動していたそうなのですが、今回、その3人が久々に揃って私たちと会ってくださるようです。

国宝三尊、7年ぶりにそろって公開へ 奈良・唐招提寺 (07.5.30 / asahi.com)

唐招提寺国宝三尊公開ニュース(asahi.com)

 鑑真和上(688〜763)が開いた奈良・唐招提寺で29日、修理中の本尊、盧舎那仏坐像(るしゃなぶつ・ざぞう)(8世紀、高さ3.04メートル)と脇侍(わきじ)の千手観音立像(8世紀、高さ5.3メートル)、薬師如来立像(8世紀末〜9世紀初め、高さ3.7メートル)の国宝三尊が報道陣に公開された。安置する金堂の解体修理で離ればなれになったため、そろい踏みは7年ぶり。6月2〜10日に一般公開される。


 7年ぶりの再会!そりゃもう3人の中で心の会話が弾んでいることでしょう。私もぜひともその中に混ぜていただかねば……(笑)

 公開は6月2日〜10日まで、唐招提寺内の仏像修理所にて。
 それと平行して御影堂(みえいどう)も公開されることになっており、有名な「鑑真和上坐像」にお会いできるチャンスでもあります。
 この9日間、唐招提寺が熱い!


「唐招提寺 仏像修理所・御影堂特別公開」詳細
 【場所】唐招提寺の仏像修理所・御影堂
 【期間】2007年6月2日〜10日の9時〜16時


関連リンク
 ・唐招提寺 公式サイト
  ――「お知らせ」内に「御影堂と仏像修理所 特別公開」についての詳しい情報が記載されています


関連エントリ
 ・唐招提寺金堂の現場見学会へ (06.11.03)
  ――上記三尊像がもともと安置されていた金堂(現在修理中)の特別公開へ行ってきましたエントリ
5万2千人がキトラ玄武を拝む [2007.05.28 - 奈良ニュース]
 昨日27日をもって終了した、キトラ古墳壁画「玄武」の特別公開。
 3週間に満たない開催期間にもかかわらず、5万2千人以上の人が明日香村に集まったそうです。
 ちなみに明日香村の人口は6500人。……キトラパワーはすごい!
キトラ「玄武」特別公開が閉幕、5万2千人が来場

 奈良県明日香村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で開かれてきた特別史跡キトラ古墳「玄武」壁画の特別公開(文化庁、同館主催、同県、同村など共催、朝日新聞社後援)が27日、閉幕した。村民向けの内覧会も含めた18日間に5万2203人の来場者があった。

 以前書いたように、私もイソイソと先日訪れました。(参照-お初にお目にかかります、キトラ玄武さん (07.05.18))
 実際目の前にしてみると頭の中が真っ白になってしまって「うわー!うわー!」としか考えられなかったのですが、そのおかげもあってか強烈なインパクトを残しています。


 現地ではキトラ以外の玄武の姿もパネルで見ることができて、それがまた楽しかったです。
 日本以外にも色々な場所に玄武がいらっしゃるようなのですが、皆さん顔がおどろおどろしいのです。

 キトラの玄武は亀も蛇もおっとりした表情をしていて、ほんわかした雰囲気を伝えてくれます。
 (以下、写真は全て飛鳥資料館製作『キトラ古墳壁画四神――玄武』から。画像クリックで拡大・移動可能、最クリックで縮小)
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キトラ古墳の玄武

 亀「最近さぁー」蛇「んぁー?」のようなのんびり世間話風。
 (線が薄くて見え辛い方は、こちらのポスターから大体の雰囲気を掴んでいただけるといいかと。)

 対するキトラ以外の玄武。お茶目な雰囲気を醸し出す、長安と北朝鮮の2組の玄武に代表してもらうと……
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長安の玄武

 まずこちらは長安(周辺)の玄武。亀「なんだコノヤロ!」蛇「なんだとはなんだコノヤロ!」のようなケンカ風。

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北朝鮮の玄武

 そしてこちらは北朝鮮の玄武。亀「カーッ!」蛇「シャーッ!」のような、もはやケンカの域を超えている風。


 ……ということで、玄武の活動範囲は世界中にあるようです。
 玄武に限らず四神の皆さんも各地で色んな表情をしてらっしゃるでしょうから、そういうのを比べるのも楽しいですね。


 とにかく、キトラの玄武さん、お疲れ様でした!


関連エントリ
 ・お初にお目にかかります、キトラ玄武さん (07.05.18)
  ――キトラ玄武にお会いしてきましたエントリ
 ・キトラ古墳特別展始まる (07.04.26)
  ――玄武公開に関する特別展のエントリ。「玄武」壁画公開は終了しましたが、特別展は6月24日まで続いています。
by Yue | 2007-05-28 | 奈良ニュース | trackback | comment(2) | top
 先日、特別公開中のキトラ古墳壁画「玄武」にお会いするべく、明日香へ行ってきました。

キトラ「玄武」公開パンフレット

 主目的の「玄武」にお会いするまで、現地館内(飛鳥資料館)で30分待ち。
 平日だったし天気も良くなかったので、人も少なそうでちょうどいいやと思い足を運んだのですが、それでも30分待ちかと驚きました。
 と言っても係員の方は「本日は待ち時間30分で玄武をご覧いただけまーす!」とおっしゃってたので、30分というのはよほど幸運なのでしょう。

 その30分間は館内の展示を見ているうちにあっと言う間に過ぎ(山田寺の知識が増えた!)、いよいよ玄武と対面へ。

 対面時間は約20秒ほどだったでしょうか。
 告白します。
 何も考えられませんでした。

 ただただ頬が緩み、目の前に1300年前の絵が存在しているということだけで感激し(その時はそれすら考えられなかった)、全身で動いているのは目だけでした。
 いや、正しくは脳も動いてたとは思うのですが、あまりの衝撃で思考回路はショート寸前。セーラームーン並みです。

 とにかくもう、言葉にならないし文字にならない、表現の仕様のない感覚でした。

 覚えているのは
  ・壁画の色が思っていたよりも薄かったこと
  ・蛇の頭部の損傷がほとんど目立たなかったこと
  ・亀の表情が相変わらず可愛らしかったこと
 ……以上です……。

 もうほんと何も考えられなかったです。
 変な言い方ですが、新聞の記事などで写真を見る方がよほど考えがまとまるような、そんな感じ。冷静でいられるんでしょうね。と今更冷静に分析。

 薄い薄い漆喰に描かれた絵なのに、存在感は「圧巻」の一言。
 この絵の中に1300年間の歴史が詰まってるんだなと思うと、感無量になると共に、この歴史的な機会に立ち会えたことを初めて心の底から嬉しく思いました。


 この後、小学生の頃の遠足以来訪れていなかった明日香を歩き回ったのでネタ満載なのですが、それはいつか何らかの形でご紹介できればと思います。


 今はただただ、玄武さんに平伏。
 亀さん・蛇さん(スケさんカクさんみたいだ)、どうぞ長生きしてください。


関連エントリ
 ・キトラ古墳特別展始まる (07.04.26)
by Yue | 2007-05-18 | 奈良散歩 | trackback | comment(7) | top
 タイトルの胡散臭い関西弁は放っておきましょう。こんな喋り方せんよ(と自分で自分にツッコミ)。


 さて本題。
 「南都(なんと)銀行」といえば、奈良県民で知らない者はいないと断言できると思うほどに、奈良では有名な銀行です。
 そんなこんなでうちもお世話になってまして、台所のカレンダーは南都銀行からのいただきものです。毎年重宝してます、ありがとう南都銀行さんとカレンダー。

 ……ちなみに「南都」というのは、その名の通り「南にある都」の意味です。どこから見て南なのかと言うと、京都。つまり京都は「北都」、奈良は「南都」と表現するのです(普段の会話では使いませんが)。


 で、この南の都の銀行、もとい南都銀行が、オモシロ企画を考案してくださいました。
「隠れた観光スポット」紹介 南都銀が冊子を作製 (07.5.11 / Sankei Web)

 南都銀行(本店・奈良市)は、県内の隠れた観光スポットを紹介する情報冊子「ナント ええ古都なら 再発見」を作製した。地元金融機関としての強みを生かし、県内の本支店から集めた独自の情報を結集して初めて編集。街中の自転車道など身近なスポットや、「日本最古のダム」といった穴場などを幅広く網羅しており、希望者には無料で配布される。

 南都銀行の各店舗に冊子が置かれるのかなーと思ったのですが、どうもそうでもない様子(上記記事では電話をかけて手に入れる風な書き方が)。
 しかしありがたいことに、Web上で全て公開してくださっています。

ええ古都ならサイトトップ>ええ古都なら 再発見 (製作: 南都銀行)

 上記リンクから、今回話題の冊子のデータを見ることができます。
 リンク先はPDFファイルではありませんが、データ本体はPDFファイル形式なのでご注意を。


 で、私も実際に眺めてみました。
「ええ古都なら」サムネイル

 データはA5・53ページ・カラーで、南都銀行1店舗ごとのオススメ場所が1ページにつき1ヶ所、簡単に説明されています。
 「本店のオススメはココ!」という感じ。
 奈良の王道である東大寺や興福寺などは乗っておらず、“あまり知られていない奈良”に主眼を置いてらっしゃるようで、穴場に似た情報も多いです。
 (ちなみに、東大寺や興福寺に最も近い場所にある本店のオススメは、若草山の山頂展望台でした。分かる!分かるよ!とパソコンの前で頷く私。)
 更に言えば、なんせ地域密着銀行の店舗1ヶ所ごとのオススメの場所ですので、観光客よりも地元県民向きの情報と感じる部分も多々あります。


 奈良を紹介するとなるとやはり王道の観光地ばかりを選びがちな中、南都銀行はすごい所を突いてきたな、と心底感心。
 いつもとは違う目線からの奈良を見てみたい方は、南都銀行で楽しんでみてください。


 ちなみに、南都銀行は自身が製作しているサイト「ええ古都なら」で様々なオモシロ企画をしていて、「勝手に奈良検定」というようなものもあります。
 本当に独自で問題を考案してらっしゃるようで、まさに「勝手」。“どこの誰でしょう”みたいな問題もあって楽しくて楽しくて仕方ありません。
 でも意外と難問もあるのですよね……。本家奈良検定の問題解けないよりも悔しさが……(笑)


関連エントリ……と言うか、南都銀行オススメ場所の(偶然)関連エントリ
 ・目指すは若草山山頂 (06.11.08)――本店オススメ、若草山山頂展望台
 ・日本最古のダム、蛙股池 (06.10.23)――あやめ池支店オススメ、蛙股池
 ・11/25散歩-1: 談山神社を歩く (06.11.25)
  ――桜井支店オススメ、御破裂山(を含むエントリ)
 ・11/25散歩-2: 長谷寺、唐古・鍵遺跡を歩く (06.11.28)
  ――田原本支店オススメ、唐古・鍵遺跡(を含むエントリ)

 うーん、だんだん南都銀行オススメの各地を制覇したくなってきた……(笑)


関連リンク
 ・観光情報冊子『ナント ええ古都なら 再発見』を発刊!! (南都銀行サイト>ニュースリリース)
 ・ええ古都なら サイトトップ (製作: 南都銀行)
  ――「勝手に奈良検定」などの企画もあり、作りこまれたサイトです
by Yue | 2007-05-13 | オモシロ奈良 | trackback | comment(2) | top
 キトラ古墳の四神壁画・「玄武」が、いよいよ明日11日から飛鳥資料館(最寄り駅は近鉄橿原神宮前駅)にて一般公開されます。
 そこで、実際足を運ばれる予定の方に役立ちそうなサイト・ページを以下に数ヶ所まとめておこうと思います。
 ご参考になれば嬉しゅうございます。はい。

 今のところこんなもんでしょうか。
 追々追加していくかもしれませんが、ご参考にどうぞー。
鹿には鹿せんべいを [2007.05.08 - お知らせ]
 コメントにて情報いただきました、ありがとうございます。

 奈良公園の鹿に鹿せんべい以外の食べ物を与えるのは駄目だという見解を、“奈良の鹿愛護会”が出していました。
 鹿せんべい以外のおいしい味を覚えることによって、近隣住宅に被害を及ぼしかねないからだそうです。

 そうとは知らずに先日のエントリで「野菜をあげれば喜ぶかも」云々と書いてしまっておりましたことをお詫びします。

 詳細は“奈良の鹿愛護会”サイト内に載っていますので、下記URLをご覧ください。
 http://naradeer.com/deer%20message.htm
  (「鹿害」の項内)

 また、先日のエントリの該当部を削除し、新たに書き換えたことをお知らせします。
 お腹いっぱい、人もいっぱい、鹿せんべいもいっぱい (07.05.05)
by Yue | 2007-05-08 | お知らせ | trackback | comment(0) | top
奈良時代は奈良に収まらず。 [2007.05.06 - 奈良の外に見る奈良]
巷で大人気!
 コソッ……


 ということで、ただいま人気絶好調のこの子に会いにいってきました。
 いや違う、築城400年祭で賑わっている彦根城に行ってきました。一応こっちがメインだ。

 ひこにゃん人気も手伝って彦根城が大人気というのは以前から知っていたのですが、想像以上の人の多さで、彦根城天守閣に上るのに90分待ちというのにはさすがに辟易しました。
 USJのアトラクションか。城内にジェットコースターでも通ってるのか。


 で、なぜ彦根城に行ったことをわざわざここに書いているかと言うと、意外な奈良繋がりを見つけたからです。
 発見場所は、天守閣の北西にある「観音台」。
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彦根城観音台付近にあった看板


 写真では文字が見え辛いと思いますので、以下看板に記載されている説明を引用します。
 ここを観音台といい、往時産土神が祭られていたと伝えられている。藤原鎌足の子藤原不比等が近江の大守に任じられて淡海公と呼ばれ、この土地に住まわれたこともあり、その子藤原房前が、護持仏として所持していた黄金の亀の背に乗った高さが1寸8分の聖観音を本尊にして一寺を建立し、金亀山彦根西寺観音と名付けた。それは養老4年(720年)元正天皇の御代のことであった。
 その時以来彦根山を金亀山ともいい、後に出来た彦根城を金亀城と呼ぶようになった。

(※一部表記の変更、句点の追加をしました)

 ということで、あの付近には奈良時代に藤原不比等が住んでいた時期があり、その子・房前が「彦根西寺」を建てたそうです。
 その時房前が持っていた“金の亀に乗った観音”を安置したことから、あの地を「金亀」と呼ぶようになり、その後に建てられた彦根城も別名「金亀城」と呼ばれている、というのが、簡単な注釈。

 ちなみに藤原不比等は、先日のエントリ「興福寺北円堂」と非常に繋がりの深い人物です。不比等の一周忌に建てられたのが北円堂なのです。(参考-興福寺の北円堂と国宝館へズームイン! (07.05.01))
 この間訪れた北円堂に馴染み深い人の名前を、何気なく訪れた彦根城で見つけるとは。偶然のリンクほど楽しいものはありません。

 そうそう、「金亀」は「こんき」と読みます。刺し違えても「きんかめ」ではありません。よく覚えておきなさい私。


 まさか彦根に行って奈良チックなお名前を見るとは思っていなかったので、看板を見ただけで「わー!」と思ってしまい油断しました。
 肝心の「観音台」の風景写真撮るの忘れた……。迂闊……!


 ……ということで当然のことではありますが、結論はエントリタイトル通り。
 奈良時代は奈良県に収まらず。
by Yue | 2007-05-06 | 奈良の外に見る奈良 | trackback | comment(2) | top
奈良検定基本情報、更新 [2007.05.05 - 奈良検定]
 奈良検定テキストの最新版正誤表が4月から公開され始めましたので、検定基本情報エントリを更新しました。

 奈良まほろばソムリエ検定 基本情報まとめ (06.07.28)

 奈良商工会議所サイト内の正誤表URLへ直接飛びたい方は、以下からどうぞ(!!PDFファイル)
 http://www.nara-cci.or.jp/narakentei/seigo0704.pdf


関連リンク
 ・奈良まほろばソムリエ検定 公式ページ (製作: 奈良商工会議所)
by Yue | 2007-05-05 | 奈良検定 | trackback | comment(0) | top
2007.5.8、一部書き換え(該当部冒頭には「■」)

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 疲れ果てた鹿。
 飛び散る鹿せんべい。
 嬉しそうに見守る人々。

鹿せんべい飽きたヨ

 連休中、特に午後からの鹿は、「いい加減鹿せんべいいらんわ」と言わんばかりに鹿せんべいを食べません。平日のように頭をペコペコ下げて「鹿せんべいちょーだい!」とねだらなくても、勝手にもらえるから。
 それでも鹿せんべいを食べてほしい人間は、疲れ果てた鹿の足元にお供え物のように鹿せんべいを置いていきます。
 そして鹿は遠い目……。


 上の写真は母がメールで送ってきた一枚。
 哀愁漂う鹿の姿を見つめると、「お疲れさま」と撫でてやりたくなります。


■以下、書き換え
 「手持ちの食物を鹿に与えるのは、“鹿と人間の共存”というバランスを崩しかねない行動」という見解を、奈良公園一体の鹿を見守っている“奈良の鹿愛護会”が出しています。
 鹿せんべい以外のおいしい食べ物の味を鹿が覚えてしまうと、近隣地域の住宅に被害を及ぼしかねない、というのが理由の一つだそうです。
 このエントリで気楽に「野菜などをあげると鹿が喜ぶかもー」と書いておりましたが、撤回すると共に該当部を削除します。
 誤解を招く表記をしてしまい、申し訳ございませんでした。

 “奈良の鹿愛護会”サイト内でこの辺りのことについての言及がありますので、下記URLをご覧ください。
 http://naradeer.com/deer%20message.htm
by Yue | 2007-05-05 | オモシロ奈良 | trackback | comment(4) | top
 近畿圏に限られた放送のようなので恐縮なのですが。

 明日5月4日午前10時30分より、ABCテレビにて『神々の正倉院 春日大社ご神宝』という番組が放送されるようです。

 番組のサイト等がないのでうまい具合にご紹介できないのですが、Yahoo!番組表の一言説明には以下のような文章が書かれています。
 (Yahoo!番組表では番組名の表記が若干違いますが、このブログ上ではABCテレビのサイトに記載されている番組名を使います。)
▽奈良春日大社千年の秘宝初公開▽禁断の聖地にカメラが初めて入る
 秘宝。初公開。禁断の聖地。
 なんという魅惑だらけの番組……!


 ところがどっこい。
 5月4日、午前中。
 ピーンと来た方いらっしゃるでしょうか。
 NHK教育で放送される『東大寺 よみがえる仏の大宇宙』と、OA時間帯が見事にかぶってます。(参考-『東大寺 よみがえる仏の大宇宙』、5/4OA (07.04.26))
 365日あるうちのたった1日が同じになっただけでなく、24時間あるうちの時間帯まで同じ。
 どんな運命ですか。
 狙ってるの?狙ってるのか?奈良ファン視聴者の取り合い合戦か?
 と心の中でブツクサ考えてしまいつつ、どっちを録画しようかで頭の中がごちゃ混ぜになってます。
 外出するから「片方は本放送見てもう片方は録画〜」なんて小技はできません。
 どうする!どうする私!

 ……とまぁ、以上、番組のご案内でした。


『神々の正倉院 春日大社ご神宝』
 【日時】2007年5月4日(金)、午前10時30分〜11時25分
 【CH】ABCテレビ(近畿圏のみの放送か)
 【サイトURL】なし

 ちなみに5月4日は上記2番組以外にも、夜10時からの『美の壷』という番組でも奈良が登場する予定です。
 5月4日は奈良デー。


関連エントリ
 ・『東大寺 よみがえる仏の大宇宙』、5/4OA (07.04.26)
  ――5月4日午前10時5分から放送
 ・NHK教育『美の壷』にて大和路のツボを放送 (07.05.03)
  ――同日午後10時から放送
by Yue | 2007-05-03 | 奈良ニュース | trackback | comment(2) | top
 コメントにて情報いただきました。ありがとうございます。

 明日5月4日、NHK教育テレビで放送される『美の壷』という番組にて、『春特集「大和路」』という名の奈良の特集が組まれているそうです。
 谷啓さんもご出演なさっている番組とのこと。ああいうおじいさんが大好きな私、癒しのためにも絶対見なければ……!

 以下、番組情報をまとめておきます。

『美の壷』春特集「大和路」の詳細 (全て本放送の情報)
 【日時】2007年5月4日(金)、午後10時〜10時25分
 【CH】NHK教育
 【サイトURL】http://www.nhk.or.jp/tsubo/
  もう少し詳しい情報が知りたい方はこちらでどうぞ。(NHKサイト内、番組紹介ページ)


 同日4日には、午前10時5分から東大寺関連の番組も放送されます。(参照-『東大寺 よみがえる仏の大宇宙』、5/4OA (07.04.26))
 忙しい一日だ……。
by Yue | 2007-05-03 | 奈良登場予定番組 | trackback | comment(0) | top
 東大寺の兄弟分・西大寺の旧境内にて、薬師金堂跡が出土しました。
 それもただの出土ではなく、当時の特殊な工法が垣間見られるものだそうです。

西大寺で創建当初の大型建物跡発掘 (07.5.2 / NIKKEI NET(日経新聞Web版))

西大寺で発見された切り石の記事(NIKKEI NET)サムネイル

 奈良時代に東大寺と並ぶ大寺院だった奈良市の西大寺旧境内で、中枢建物の一つ「薬師金堂」とみられる創建当初(8世紀後半)の大型建物跡が見つかり、奈良文化財研究所が2日、発表した。

 柱を支える礎石の下の地中から、大きな板石が出土。巨大な金堂の重量で礎石が沈下しないよう基礎固めをしたらしい。同時期の大陸や国内にこうした工法はないといい、同研究所は「異例の構造。平城京の朱雀門より大きいと文献に記された薬師金堂の壮麗さがしのばれる」と話している。

 記事サムネイル内の写真に見える四角い板のようなものが、今回発見された「切り石」です。手前に2枚、その奥に2枚の、計4枚。
 寺院建築の基礎工事に切り石が使われていた形跡が見つかったのは、全国で初めてとのこと。
 写真見るとコンニャクみたいですね。

 さて(コホン)。
 一般的な寺院建築では、堂宇の柱を支えるために「礎石」という大きな石を用います。
 表面を平らに削ったこの礎石の上に柱を置いて固定することで、柱はもちろん、堂宇そのものの安定を図るのです。

元興寺の礎石
↑参考写真――元興寺(講堂跡・奈良時代)の礎石。大きさは1.5mほど。

 しかし今回発見された「切り石」は、どうやら“柱を支える礎石を支える役目”を担っていたようです。
 つまり、礎石の更に下に置かれていた石なのです。

 西大寺薬師金堂はもともと大きな建物だったらしいのですが、その上更に仏像や装飾などが加わり、全体が相当の重量になっていたようです。
 それほどの重量を礎石だけで支えると、礎石が沈下してしまい堂宇もろとも危なくなるかもしれない。
 そんな事態を回避するために、礎石を支える切り石が敷かれていたという事情があったようです。


 切り石は奈良・大阪を跨る二上山産。キトラ古墳の石室もここ産ですね。
 また、石の様子から、何らかの古墳の石室に使われる予定だった石が利用されているらしいと推測されています。


 「すごい」の一言ですね。
 すごい。
興福寺の北円堂と国宝館へズームイン! [2007.05.01 - 奈良散歩]
 本日奈良駅付近に所用があったので、時間を見つけて興福寺の北円堂(特別開扉中)と国宝館(八部衆勢ぞろい中)へ足を運んできました。
 おかげさまで(?)デジカメは忘れたので、携帯カメラからの画像で失礼します。

興福寺東塔と東金堂
 ↑興福寺東塔と東金堂。相変わらずお元気そうでした。
 久々にお会いした気がするので、思わず「こんにちは」とご挨拶しておきました。
 写真ではかすかに青空が見えますが、こんなもん嘘っぱちです。超暴風でした。(←やさぐれ気味)
 風に舞う桜の花びらは風情があって素敵ですが、暴風に撒かれる桜の花びらは凶器です。目の中入ってめちゃくちゃ痛かった……!


 で、気を取り直して、まずは北円堂へ。
 初めて北円堂敷地内に入りました。
興福寺北円堂

 姿かたちは南円堂(常時開扉中)とほぼ同じなので物珍しさはなかったのですが、空気がしっとりしてました。
 お堂の中にも入ることができまして、7体(だったと思う)の仏像にお会いすることができました。(本尊、無著菩薩、世親菩薩、四天王像)
 無著・世親菩薩さんは穏やかなお顔をしてらして、見るだけでマイナスイオンを感じました。これで私の頭も冴え渡るようになったか?
 あと、なにやら可愛らしい靴を履いてらっしゃったのが印象的でした。オランダの木靴のような感じ。お顔から見下ろしていくとすごくスラリとしているのに、靴だけがこんもりしてて幼くて、思わぬところで親近感を感じた気がします。
 ああいう靴、あの時代にあったのかな。

 四天王像は、私が今までお会いしてきた何組かの四天王像タッグに比べて、最強におどろおどろしかったです。
 洗練されきっていない四天王さんというのでしょうか。うまい表現が浮かびませんが、とにかく表情が泥臭くてとてつもなく怖かったです。いやーインパクトあったー……。
 「静」のイメージが強い本尊、無著・世親菩薩の3体の「動」を、四天王像さんが全部持っていった感じ。怖そうというよりも、恐ろしそうな感じ。……とにかくこんな感じ。感じだらけな感じ。

 その後、強風の叱咤を受けつつ北円堂の周りをクルクル回って、のんびりと国宝館へ歩いていきました。

 国宝館といえば、何を隠そう、実は今日初めて訪れました。てへ。
 今まで何十回も興福寺に足を運んでいるのに、身近なぶん「別に今度でいいや」と思っていたのか、国宝館には行ったことがありませんでして。
 「今更来るなんて何様だアホ」という興福寺の心の声を聞きつつも、若いお姉さんに500円払って国宝館へ。
 想像以上に中身が濃かったので、全てを書ききることはできませんが……。

 何かと縁を感じる山田寺仏頭に初めて目の前でお会いできたのは感激でした。写真で見たのと同じ!違うかったらそれはそれで問題か。
 不思議なことに、正面から見ると普通のお顔なのですが、斜めから見ると少し笑ってらっしゃるように見えました。影の関係でしょうか。とにかくちょっとだけ笑ってらっしゃって、それだけで私の心はホカホカしました。

 あと、先日のエントリでボロクソな読みを書いてしまった八部衆の皆様方。
 特にひどい読みをしてしまった「鳩槃荼(くばんだ)」さんと 「乾闥婆(けんだつば)」さんにはきちんと頭を下げるつもりだったのですが(ユエ流読みは「はとばんちゃ」さんと「かんたつばば」さん……)、実際目の前でお会いすると、お二人ともえらくドンピシャな表情をしてらして、本気で焦ると共に吹き出しそうになりました。
 鳩槃荼さんは口をカーッ!と開いて怒ってらっしゃる表情なのです。台詞をつけるならば「お前ふざけんなよボケ!」みたいな感じでしょうか。乾闥婆さんは怒りや呆れを通り越して無表情なのです。台詞は「アナタみたいな人知りませんヨ」みたいな感じ。
 仏像に無視されるのがこんなに悲しいとは思わなんだ……(遠い目)

 他の八部衆の方含め、8人並んだお姿は圧巻でした。
 それから、指先のしなやかさがあまりなく、稚拙でぎこちない様子が目に焼きついてます。これもまた魅力の一つなのでしょう。

 そうそう、ガラスケースから出てきた金剛力士像のお二人にもお会いできましたが、高校生ぐらいの男の子の「ドラゴンボールみたい」の一言が頭に焼き付いて離れません。
 確かに筋肉質。確かにドラゴンボール……。


 そんなこんなで、興福寺北円堂と国宝館の両方に初めて足を運び、楽しい一日を過ごしたのでした。
 ……暴風のおかげで(ハートマーク)


関連エントリ
 ・「八部衆全員集合と金剛力士像外出」展 (07.04.30)
  ――国宝館で行われている特別展の紹介エントリ
 ・興福寺北円堂の特別開扉 (07.04.28)
  ――普段は公開されていない北円堂の特別開扉の紹介エントリ
by Yue | 2007-05-01 | 奈良散歩 | trackback | comment(8) | top
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