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2007-03

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by Yue | 2008-08-20 | | top
明日香村の山田道はカーブがお得意 [2007.03.30 - 奈良ニュース]
 明日香村にて「山田道」という道路跡が出土したとの発表がありました。
幅18m古代の官道「山田道」出土…奈良・明日香村 (07.3.29 / YOMIURI ONLINE)

山田道発見ニュースサムネイル(YOMIURI ONLINE)

 奈良文化財研究所は29日、奈良県明日香村の石神遺跡で古代の官道「山田道」とみられる跡が出土したと発表した。
 (略)
 山田道は、大和朝廷発祥の地である三輪山麓(ろく)から、飛鳥に至る東西道路で、奈良盆地を南北につなぐ下ツ道、中ツ道、上ツ道と接続している。

 「山田道」は『万葉集』や『日本霊異(りょうい)記』、『日本書紀』などに登場する、古代重要な役目を果たしていた道なのですが、これまでは実態がほとんど解明されていませんでした。
 そんなこんなで“幻”とまで言われていた「山田道」を知る上で、今回は非常に貴重な発見となったとのこと。

 幅18mというのはすごいですね。
 ……と思って試しに平城京朱雀大路の幅を調べてみたところ、こっちは70mという破格っぷりでした。
 18でもすごいですよ、うん。


 それで実際に山田道はどこら辺にあったんですかということで、Googleマップを加工して簡単地図を作ってみました。(画像サイズ: 640*512・141KB)

 先に申し上げておきますと、下の地図上に記したそれぞれの位置は、大体の位置関係を掴むためのものだけであり、あくまでも「推定」「大まか」です。その点ご理解ください。
Highslide JS
藤原京と山田道他の大体の位置関係

(拡大すると画像が邪魔で他が見えないよバカ!という方は、こちらから画像を通常表示してご覧ください。別ページ・別タブで見ていただくといいかもしれません)


 知りえた知識を総動員して、以下、簡単にそれぞれの道についての記述をまとめておこうと思います。

山田道
今回の発見の主役。画像では黒い線。
 ・今回遺構跡が発見されたのは、画像下寄りにオレンジ色で記した「石神遺跡」内
 ・北に行くと「上(かみ)ツ道」と繋がっている
 ・現在の県道15号線が、「山田道」に近い道筋を辿っているとされる
 ・上ツ道から山田道に入った辺りまでは真っ直ぐに南北へ下ってくるが、藤原京に近づくにつれて徐々に西側へカーブし、藤原京南部では完全に東西を横断する道路となっていた
 ・このことから、東西に曲がりきった箇所での「山田道」を藤原京の南限だとする説もある
 ・『日本書紀』の608年の項には、唐からの使者を山田道上で出迎えたらしいことが窺える記述がある(「山田道」という直接の言及はない)

上ツ道
画像では「山田道」の北側一部、緑色のラインの一番左側
 ・「上ツ道」「中ツ道」「下ツ道」の中で一番東側・山沿いを走っている、南北に続く古道
 ・2005年に桜井市の「纏向(まきむく)遺跡」から発見された遺構が、「上ツ道」にかかわる初めての遺構だった

中ツ道
緑色のラインの中央
 ・北は奈良市内(北之庄付近)、南は吉野まで、奈良を縦断するように続く南北道
 ・大和三山の耳成山と天香具山の間を通っている
 ・平城京の南で中ツ道の痕跡と思われる遺構は見つかっていたものの、明日香で本格的な発見があったのは2003年のこと
 ・藤原道長はこの道を通って吉野へ参拝に行ったらしい

下ツ道
緑色のラインの一番左側
 ・平城京から明日香村まで、南北に走っていた道路
 ・この道の北端は、俗に言う「平城京朱雀大路」
 ・国道24号線が「下ツ道」と似たルートを走っており、現在においても重要な道路となっている


 去年談山神社へ紅葉狩りに行った時に、帰りの車中で偶然「上ツ道」「中ツ道」「下ツ道」の話題が出て、その時初めてそんな道路があったと知った私。
 方向音痴も災いしてか(ついでに不精も災い)、それ以降ロクに調べようともしなかったのですが、今回は色んなサイトを巡り巡ったことで、私の頭の中にもようやく古道が走り始めました。

 そりゃもう20タブ以上開きながらこのエントリを書いているので(笑)、その苦労も含めて、山田道のことも絶対忘れませんよ!
 あなたのその綺麗なカーブ具合も!
 (古道は整然と真っ直ぐ伸びているイメージがあったので、山田道のカーブっぷりには驚かされました)


 ……どうでもいいけれど私、このエントリの中で「山田道」と書いた箇所のうち、半分以上を「山田寺」と打ち間違えたと思います。
 どんだけ山田寺好きなんですか。いや好きだけれども。


●追記(07.6.6)
 新たな「山田道」が発見されたという話題がありました。興味のある方は以下のリンクからどうぞ。
 更に時代をさかのぼる「山田道」が見つかる (07.06.06)


参考サイト
 ・ならの古道
  (奈良国道(製作: 国土交通省 近畿地方整備局 奈良国道事務所)サイトトップ>ならの古道)

関連(してるか?)エントリ
 ・仲麻呂の運命を左右した「田原道」が見つかる (06.10.05)
  ――同じ古道と言ってもこちらは現滋賀県に位置する古道。
   今回の「山田道が見つかった」と聞いた時、てっきりこの「田原道」で新発見があったのかと勘違いしたという、私の中では曰く付きの道
by Yue | 2007-03-30 | 奈良ニュース | trackback | comment(2) | top
ミシュランが見た奈良は「☆☆☆」 [2007.03.29 - 奈良本]
 マチャアキさんといえば「星三つ!」。
 ミシュランといえば「三つ星」。

 ということで、「三つ星」「二つ星」「一つ星」と格付けすることで有名なマチャアキさん……ではなくミシュランが、フランス人選定によるフランス人のための日本旅行ガイドブックを発売することになったようです。

 そんな天下のミシュランに三つ星をつけていただけるなど、末代まで自慢できる光栄なお話。
 その三つ星を、なんと奈良がつけてもらえたようです。メルシーボクゥ!

京都、富士山は☆☆☆ ミシュランが日本旅行ガイド発行 (07.3.28 / asahi.com)

 観光地やレストランを星の数で格付けする旅行ガイドで知られるフランスのタイヤメーカー「ミシュラン」が近く、初の日本旅行ガイド「ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」を発行する、と27日発表した。日本を旅行するフランス人のために、観光地を三つ星〜星なしに分類している。

 アルファベット表記でのタイトルは『Voyager Pratique Japon』。訳すと「日本の巡り方」みたいな感じでしょうか。
 この『Voyager Pratique』はミシュランが発行する人気の旅行ガイドブックシリーズで、現在までに世界の40地域がフィーチャリングされているとのこと。
 (ちなみにミシュランは、観光地格付けガイドブック以外にも、レストラン格付けのガイドブックを発行しているということでも有名)


 記事によると、ミシュランの日本観光地の格付けはこんな感じ。

☆☆☆(必ず訪れるべきですヨ!)
東京、京都、奈良、日光、富士山、姫路城、厳島神社、飛騨高山

☆☆(非常に興味深い場所ですヨ!)
鎌倉、金沢、伊豆半島、大阪、長崎、知床半島など

☆(興味深いですヨ!)
名古屋、神戸、広島など

 ということで、そうそうたる面々に囲まれながら、奈良も三つ星観光地に選ばれました。
 おまけに、ガイドブックの表紙がどうやら薬師寺の様子……。すごい!
 (表紙写真はエントリ下部「関連サイト」からどうぞ)


 ……とまぁ奈良奈良言い続けてますが、ミシュランが「日本」のガイドブックを出してくれたことが、個人的には何よりも嬉しいです。ガイドブックを出す価値がある国だと思っていただけたからのものでしょう。
 ミシュランは日本という国に三つ星をつけてくださったのかもしれません。
 ありがとうミシュラン!

 ガイドブックは4月4日発売。
 外国から見た日本観が大好きなので、この本欲しいです。フランスの本屋に旅行しようか。いや、今はAmazonがあるのか。便利だけど味気ない時代だ。(とか言っておきながら、その便利さに身ごと預けてる私)


 あ、最後に、ミシュランのF1からの撤退は悲しいです……とポツリ。


関連サイト
 ・「MICHELIN Voyager Pratique Japon」いよいよ刊行へ
   (日本ミシュランタイヤ 公式サイトトップ>What's New(07.3.27))
   ――ページ中央下寄りに該当ガイドブックの表紙あり。……薬師寺が!!
 ・『Michelin Japon. Voyager Pratique』 (Amazon.co.jp)
by Yue | 2007-03-29 | 奈良本 | trackback | comment(2) | top
 関西地方の博物館・美術館などの入館料がお得になる「ミュージアム ぐるっとパス・関西2007」が、今月から発売されています。

奈良国立博物館サイト内「ぐるっとパス」ポスター図サムネイル
(上記写真は、奈良国立博物館サイト内に掲載されている「ぐるっとパス」ポスターのサムネイル)

 「ぐるっと」というのは、「ぐるっと巡る」という意味ももちろんあります。いや、あるでしょう。
 が。
 サイトURLに使用されているスペルは「grutto」。(……or.jp/gruttoKANSAI/……)
 見ての通り、ただのローマ字表記ではありません。何やら怪しげな匂いがプンプンとします。
 で、調べてみたところ、どうやら「Good for Round Tour Ticket of Museum」にもかけてある様子。
 これでgrutto。なるほどなぁ。
 途中の“u”の取り方が少々苦しいですが、いやー、こういうのを考える人は本当にすごいなぁと、いつもながら感心します。
 ICOCAとかPITAPAとかSUICAとかCI-CAとか。

 さて、まぁCI-CAたちのことはいいです。(個人的にCI-CAはお気に入り。使ったことないけれども)
 Good for Round Tour Ticket of Museumパスに話題を戻しましょう。

 これは、奈良、大阪、滋賀、京都、島根の全65施設の利用が入館無料、もしくは入館料割引となる割引チケット冊子で、1冊1000円で販売されています。

 奈良からは、奈良国立博物館(*)、奈良文化財研究所 飛鳥資料館(*)、奈良県立美術館、奈良県立万葉文化館、奈良県立民俗博物館、奈良公園 シルクロード交流館、奈良市写真美術館、奈良市杉岡華邨書道美術館、松伯美術館、大和文華館の10施設がエントリしています。(06年度の情報)
 *印の施設は入館無料になる太っ腹っぷり(奈良国立博物館は平常展のみ無料)。
 *印以外の施設でも割引がきくので(だいたい1〜2割引)、どちらにしても太っ腹ですね。

 ただ、ずっと使い続けることができるわけではなく、有効期限は最初の利用から3ヶ月間限定
 3ヶ月間、博物館や美術館に行きまくるヨ!という方には垂涎モノの一品・逸品です。
 私もまとまった休みが取れた時にぜひとも利用してみよう。


「ミュージアム ぐるっとパス・関西2007」詳細情報
 【販売期間】07年3月20日〜08年2月28日
 【有効期限】最初の利用から3ヶ月間
 【値段】1000円
 【販売場所】参加各施設の販売窓口、JRみどりの窓口、関西の主要駅など
 【利用可能施設】奈良、大阪、滋賀、京都、島根の全65施設
 【企画】京都国立博物館内「ミュージアム ぐるっとパス・関西2007」実行委員会事務局
 【サイト】 http://www.museum.or.jp/gruttoKANSAI/index.html
  ――タイトル画像は2006年度版から更新されていませんが、トップページに2007年度版についての情報が掲載されています。
   また、企画参加施設などの詳細も掲載されています。


関連リンク
 ・奈良国立博物館サイト内「ミュージアム ぐるっとパス・関西2007」ページ
  (サイトトップ>「ミュージアムぐるっとパス・関西2007」の予告)

オマケ
 ・東京・ミュージアム ぐるっとパス2007
  ――gruttoパス東京版。都内49施設で利用可能、2000円也。
by Yue | 2007-03-28 | オモシロ奈良 | trackback | comment(0) | top
花にもてなされる県製作サイト [2007.03.27 - オモシロ奈良]
 去年9月のエントリでお知らせしたことのある、奈良の花情報満載の県民参加型サイト「なら花のもてなし情報館」。(参照-県民記者による開花情報 (06.09.18)
)
 今年の2月26日にサイトがオープンし、桜の開花情報を含めて色々な花の情報が集まっています。

なら花のもてなし情報館 (奈良県県民生活課 製作)
「なら花のもてなし情報館」サイトトップサムネイル

 サイトは「見る」「育てる」「学ぶ」の3テーマから作られており、花図鑑もあれば花交換もできるという、サルティンバンコにも似た万能性を秘めています。例えが分かり辛すぎますが。

 ただ、花辞典はともかく、花の育て方のコツなどは直接的には掲載されていませんので、そういうのが知りたければ別の園芸専門サイトに行きましょう。
 (花の育て方のコツを教えてくれる県内の講座情報などは掲載されています。)


 花の見所情報は、名所はもちろん、県内一般家庭のお庭でも、「うちはガーデニングに力を入れてるので、ぜひ色んな人に見に来てもらいたいなぁ」と思えば、サイトにてその情報を公開することができます。(もちろん氏名・住所も公表)
 チョロチョロと拝見しましたが、どのお庭も素敵です。県民参加型サイトの魅力の一つですね。


 ただ、サイト上の該当フォームにて文章・写真を投稿した後、県担当者による文章推敲などの段階を踏んでサイトに公開されるのかどうかは不明。
 その辺りの情報が少々分かり辛いので、「サイトの使い方」のようなページを作っていただけるともっと使いやすくなるかも。


 なにはともあれ、県としたら各所の花の開花情報までは手が回らないでしょうし、こういう部分で県民の手を借りて作り上げるというサイトは素敵だなぁと、今更ながら感心しております。
 ナイスな企画です奈良!

 もちろん今の時期ピッチピチ新鮮な(?)桜の開花情報も掲載されています。
 イソイソと奈良市内の桜情報を調べようとして……あれ?奈良市内には桜の名所がないのか……とションボリ(笑)
 奈良公園や平城宮跡などでお花見できますが、名所と言うまではいかないのかもしれませんねー。
by Yue | 2007-03-27 | オモシロ奈良 | trackback | comment(2) | top
奈良のサクラ、開花宣言 [2007.03.27 - 奈良から花便り]
 開花予想ピッタリの優秀さで、本日27日、奈良市内の桜の開花宣言が発表されました。
大阪でサクラ開花、平年より3日早く 奈良でも (07.3.27 / asahi.com)

 大阪管区気象台などは27日、大阪市と奈良市でサクラが開花したと発表した。大阪市は気象庁の予想より2日遅れだが、平年より3日早かった。

 奈良市内の桜開花宣言は、奈良地方気象台にある標本木を基準に決められます。
 ということで、奈良地方気象台サイトでは桜開花宣言の特設ページが早速作られていました。
 お仕事早いです!素敵です!

 桜に関する情報 (奈良地方気象台サイトトップ>トピックス)

 開花宣言は平年より5日早く、去年よりは2日早いとのこと。
 これでも、少し前のポカポカ日和続きで「今年は入学式シーズンの桜は無理かなー」なんて思っていた時に比べれば、随分と遅れたものです。

 開花は発表されましたが、満開になるのはもう少し先の様子。
 満開になってから気温を下げて花を長持ちさせて、雨を降らせないでください!とか無謀な子供っぽいお願いをこんな所でしておきましょう。
 よろしくお願いします心の中のてるてる坊主さん。

 ちなみに、標本木が植わっている奈良地方気象台は、奈良駅からまっすぐ北上した鴻ノ池運動場付近にあります。
 すぐご近所には聖武・持統天皇陵もありますので、お二人とものんびりと桜を見守ってらっしゃるかもしれません。
奈良地方気象台
(地図内に奈良地方気象台の記載はありませんが、おおよそピン先の位置です)


関連サイト
 ・奈良地方気象台
by Yue | 2007-03-27 | 奈良から花便り | trackback | comment(0) | top
 江戸時代に破損し、現在は頭部だけ残っている興福寺の仏像が、実はかの有名な運慶さんによって作られたものらしいことが分かったようです。

奈良・興福寺の仏頭、運慶作だった 住職の日記に明記 (07.3.22 / Sankei Web)

Sankei Web・興福寺仏頭に関する記事のサムネイル

 奈良・興福寺に伝わる鎌倉彫刻の仏頭(国重文)が天才仏師、運慶の作だったことが21日、わかった。文化庁の横内裕人・美術学芸課調査官が、当時の住職の日記に「運慶に造立の褒美を与えた」と記されていたのを発見した。
 (略)
 高さ約98センチ、鎌倉彫刻らしい生き生きとした表情の秀作。作者についてはこれまで、作風から運慶の父・康慶(こうけい)や兄弟子・成朝(せいちょう)が挙げられていた。

 引用内にある「高さ98cm」というのは頭部だけの大きさで、実際の身長(?)は2.5mほどあったと推測されています。

 記事の写真を観察すると、思っていたよりもお顔が綺麗に残っていて、ピチピチ・ツルツルの若々しい様子に嬉しくなりました。
 所々に金箔らしきものも残ってますね。もともとは金色の仏さまだったのかもしれません。

 今回発見された当時の記録からは、1186年1月28日にこの仏像が興福寺に運ばれて来て、西金堂の本尊として安置されたことが窺えます。
 その褒美として馬を与えられたのが仏師・運慶さんだったため、「あぁじゃあこの仏像は運慶が作ったのか!」という今回の結論に至った模様。

 運慶さんの仏像といえば東大寺南大門の金剛力士像が有名ですが、そのすぐご近所の興福寺にも、金剛力士像の兄弟がいらっしゃったのですねー。

 ちなみに1186年(前後)制作のこの仏像、判明している運慶さん作の仏像の中では2番目に古いものと見られているようなので、東大寺南大門金剛力士像の兄貴分になります。
 (南大門は1199年に再建されており、それと同時期に金剛力士像が安置されたと考えられているので。)


 “興福寺仏頭”という文字を見た瞬間に山田寺仏頭(興福寺で発見された別の仏頭)を思い浮かべた私、「興福寺には色んな仏頭があるんだなぁ」と妙な部分で感心しました。
 もっと別の部分で感心すべきことはないのか < 私
by Yue | 2007-03-23 | 奈良ニュース | trackback | comment(7) | top
平城宮跡のお役所跡が見つかる [2007.03.21 - 奈良ニュース]
 平城宮跡内、大極殿の南東に位置する地域で、奈良時代の役所跡と見られる跡が発見されたようです。

平城宮跡に複数の大型建物跡基壇、役所か (07.3.20 / YOMIURI ONLINE)

 奈良文化財研究所は20日、奈良市の平城宮跡・第二次大極殿東側で、役所とみられる複数の大型建物跡の基壇が出土したと発表した。

 奈良時代(8世紀)の役所があったと推定される「東方官衙(かんが)」という区画で、天皇が即位した大極殿、政務や儀式が行われた朝堂院に隣接した、当時の官庁街の一端が明らかになった。

 この地域に建っていた建造物の具体的な資料は残っていないようですが、この建物跡の存在は以前から確認されていたとのこと。
 発表では「恐らく役所跡では」という推測がなされているので、奈良時代、この場所では、大勢のエリート官人さん方がせっせと働いてらっしゃったのかもしれません。


 実は以前法華寺・海龍王寺巡りをした際に、たまたまこの横を通りまして、「なんか発掘調査してるー」という物珍しさで写真をパシャパシャ撮ってきたのでした。
 (参照-法華寺・海龍王寺へ (07.02.08))

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東方官衙地区の発掘風景

 これが、上の記事で話題になった「東方官衙地区」の発掘現場の様子。
 奥中央に大極殿の巨大プレハブが見えますので、今回見つかった遺構との大体の位置関係を感じていただけるのではないでしょうか。
 この時の現場は10人弱で発掘調査を行ってらっしゃった気がします。
 発掘後の現場を見た経験は何度かありますが、発掘中の現場を見たのは初めてだったので、ポケーッと突っ立って遠巻きに眺めておりました。
 レールのような機材がカタカタ動く音が新鮮でした。うん、あれテレビで見たことあるよ。

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発掘現場前にあった看板 その1

 現場付近にあった立て看板には、「平城宮第二次大極殿院東方官衙地区の調査(平城第406次調査)」の文字が。
 また、今年の1月〜3月にかけて調査が行われているとの記載がありました。
 今回の発表は、その調査が一段落したことを踏まえてのものなのかもしれません。

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発掘現場前にあった看板 その2

 上の写真と上下一続きになった、下側の看板。
 調査地の詳細な地図や、遺構の予想配置図などが載っていました。

 調査現場にこんな風に説明看板が立てられていると、私のようなドドドドド素人が見ても分かりやすく、親しみやすいです。
 粋な計らいをありがとうございます<奈文研さん


 現場説明会は3月24日(土)の午後1時半から。
 その他詳細は奈良文化財研究所サイトに掲載されていますので、気になる方は以下のリンクからどうぞ。


関連サイト
 ・平城第406次(第二次大極殿院東方官衙地区)の現地説明会
  (奈良文化財研究所サイトトップ>トピックス>
   「平城第406次(第二次大極殿院東方官衙地区)発掘調査の現地説明会を開催いたします」)
by Yue | 2007-03-21 | 奈良ニュース | trackback | comment(6) | top
 恐らく関西ローカルのOAであると思われますが、ご紹介。

 明日、3月21日午前10時半より、ABCテレビにて『神と遊ぶ 春日大社若宮おん祭』という番組が放送されます。
 (放送時間は午前10時半〜11時25分)

 該当公式サイト等は無く、タイトルから内容を想像するのみなのですが、まぁ当然のように春日大社やおん祭の内容が出るものと思われます。
 そうでなきゃ困る。いや、困りはしませんが、放送開始後に何度か新聞のラテ欄とテレビ画面を見比べると思います。あとチャンネルの確認と。
 いやまぁこんな話はどうでもいいです(まったくだ)。


 おん祭と関連して、本日の夕刊に掲載されていたリアルタイムな話題を一つ。
 京都の浄瑠璃寺・三重塔内で平安期頃の落書きが発見され、それがどうやら春日大社おん祭に因んだもののようです。

平安時代のイナバウアー? 京都・浄瑠璃寺で落書き発見 (07.03.20 / asahi.com)

浄瑠璃寺のイナバウアー(朝日新聞説)@asahi.com

 平安時代後期(12世紀)に平安京から移築されたという京都府木津川市の浄瑠璃寺三重塔(国宝)に、曲芸の様子を描いた落書きのあることが、朝日放送(大阪市)による赤外線撮影でわかった。筆づかいや人物の服装から、平安時代末〜鎌倉時代初めの絵とみられる。1人の人物は大きく体を反らせ、フィギュアスケート荒川静香選手の「イナバウアー」のようだ。

 刀の回転を表す効果線の話など、なかなか面白い記事です。
 でもあのポーズはイナバウアーではないでしょうという、妙な部分にツッコミを入れたくて入れたくて仕方ありません。
 あれはどちらかというと組み立て体操のブリッジだ。
 それか、あの体勢のまま階段を下りてきたホラー映画の1シーンの再現だ。


 ……と、こんな馬鹿みたいな分析ではなく、もっと真面目な分析が、エントリでご紹介した番組で語られるようですので、ご興味のある方はどうぞ。
by Yue | 2007-03-20 | 奈良登場予定番組 | trackback | comment(0) | top
東京国立博物館のエントリ@はてな [2007.03.20 - 独り言]
 東京国立博物館に行ってきましたー!という写真エントリを、はてなにて書きました。
 ご興味のある方はどうぞ。

 http://d.hatena.ne.jp/Yue/20070320/1174368944

 館内では、奈良時代関連の展示はもちろんのこと、その他色々と日本の歴史の流れを感じることができて楽しかったです。
 空海さんの風信帖にお会いできたのも嬉しかったー。
 あと、急ぎ足の中で妙に気になった小さいお方も……。

……コソッ
コソッ……
by Yue | 2007-03-20 | 独り言 | trackback | comment(0) | top
仮復活します [2007.03.19 - お知らせ]
 シュワ知事並みの「I'll be back」宣言をしてからかれこれ1週間以上、事実上の更新停止から2週間経っておりました。

 アワアワしっぱなし期間がひとまず過ぎたので、仮復活します。

 今までどおりの更新を目標にしつつ、この停止期間に溜まった奈良ニュースの消化方法を考えます。どうしようか。スルーしようか。それとも記録程度にチョロチョロ書き残しておこうか。

Highslide JS
「教科書で見た!」と人気急上昇中(私の中で)の、ハート型埴輪さん


 突然何載せてるんだと突っ込まれそうですが、東京出張中、いろんな方から「いいよ!いいよ!」と教えていただいていた東京国立博物館へ行ってきました。
 上の埴輪さんはその時出会ったお方。こんな有名な方と対面できるとは想像だにしておりませんでして、思わず合掌。心の中で。

 間接的には奈良に関係しますが、まぁやはり相手は東京、奈良奈良はしてないので、はてなででも写真日記として書ければと思います。
 その時はまた改めて追記などでお知らせしますので、ご興味のある方はどうぞ。

 あと初めて皇居方面へ出向いたのですが、馬を見かけました。
 鹿ばかり見慣れてる私にとっては新鮮でした。
 ……なんちゅう感想だ。
by Yue | 2007-03-19 | お知らせ | trackback | comment(2) | top
更新停滞のお知らせ [2007.03.10 - お知らせ]
 急な多忙のため、更新を控えます。復帰は1週間と少し先辺りになりそうです。
 コメント等へのレスは時間を見つけて行っていきますので、少々お待ちください。
by Yue | 2007-03-10 | お知らせ | trackback | comment(0) | top
ありがたや [2007.03.05 - 独り言]
 ご縁があって私の元にも来てくれました。

1300年記念ピン

 いやー大きいですねー(ウソです、この3分の1ぐらいの大きさです)

 とりあえず今はパソコン横にでも飾っておこうと思います。
 携帯ストラップにでもなれば、人前にも出すし、色んな意味でネタにできて嬉しいのだけれど。
 ストラップバージョンもあるんですかね?
 今度探してみよう。地味に奈良の宣伝してみます。

 「ナニコレー」
 「あ、これねー、2010年に奈良が遷都1300年を迎えてねー――」
 という会話が出来るのを夢見て。
 間に笑いが入りそうですが、そういう奈良も大好きです。
by Yue | 2007-03-05 | 独り言 | trackback | comment(14) | top
 昼間パソコンで作業している時、ツールバーに出ている「2007/03/01」の文字を見て、思わず「お〜」と唸りました。
 いよいよ今日から、東大寺二月堂にてお水取り(※)が始まりました。
 (※正式には「修二会」。どっちの表記でまとめた方がいいのか、未だに悩み中。)
奈良・東大寺のお水取り始まる 暖冬の中たいまつに歓声 (asahi.com / 07.3.1)

asahi.com「お水取り」写真サムネイル

 古都に春の訪れを告げる奈良・東大寺の修二会(しゅにえ)(お水取り)が1日、本行入りした。午後7時、二月堂(国宝)の舞台に10本のたいまつが次々に登場。火の粉が欄干から降り注いで闇を照らすと、約2千人の観客から歓声がわき上がった。
 (略)
 お水取りは、752年以来途絶えたことがなく、今年は1256回目。同寺とその末寺から選ばれた練行衆(れんぎょうしゅう)(こもりの僧)11人がたいまつを道明かりに二月堂へ上り、人の世の罪深さを本尊の十一面観音にわび、平和と安寧を祈る。たいまつの火の粉は無病息災をもたらすとされる。

 写真で見るだけでも熱い様子が伝わってきます。
 お松明の存在一つで、自分の知っている景色が一変するものなんですね。
 お松明パワーはすごい。

 火の粉を浴びると無病息災になるのは有名な話。
 私たちに火の粉を浴びせてくださる二月堂のお堂も練行衆の皆さんも、修二会期間中はもちろん、今年一年無病息災でいらっしゃいますように、と、こんな場所から願っております。


 先日、「修二会は練行衆にとっての修行の場であり、単なるイベントではない」という一般の方のコメントを見かけ(新聞か雑誌だった気が)、思わず“修行”という2文字に見入ってしまいました。
 「修二会」という期間について、自分がいかに軽々しい受け取り方をしていたかを痛感し、思わず「すみませんでした」と平伏。

 改めて、関係者の皆様方、お怪我等ございませんよう、ご自愛くださいませ。
 今年も無事に修二会が終了すること、心から願っております。


関連エントリ
 ・「花ごしらえ」で花ごしらえ (07.2.24)
  ――「修二会(お水取り)」の前行で、可愛らしいツバキの造花を造る修行「花ごしらえ」の話題エントリ
 ・修二会(お水取り)紹介サイト@楽天トラベル (07.2.14)
by Yue | 2007-03-01 | 伝統行事 | trackback | comment(0) | top
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