その時に「伎楽面の雰囲気がはっきり出てる写真が見つからないー」と弱音も書きましたが(笑)、本日偶然見つけました。

正倉院展のスポンサー、読売新聞のサイト上にある「クイズ!天平の宝を探せ!」という、タイトルからして楽しげ(子供向け?)なゲームの一場面です。
言うまでもなく、右側にあるものが伎楽面。お面の種類は「迦楼羅(かるら)」というものだそうです。この前発見されたのは「酔胡従(すいこじゅう)」でしたねー。
そしてよく見ると、なるほど、この前書いた通り、頭からすっぽりかぶるタイプのお面です。
こうやって鮮明な実物を見ると、一気に脳内イメージが湧きますね。
どことなくひょうきんな感じの迦楼羅くんに感謝と乾杯!
そしてクイズを進めようとしてフリーズした私のパソコンに喝!
関連エントリ
・奈良話題 :: 奈良時代のお面が見つかる (06.09.19)
関連リンク
・天平の煌めき――第58回正倉院展 (YOMIURI ONLINE特設ページ)
……「クイズ!天平の宝を探せ!」は、上記ページにあります。FLASH仕様ですので直接のリンクは貼っていません。
10月5日発売のサライ20号で、奈良特集が組まれるそうです。
サライと言えば以前も奈良特集をしてくれて「サライナイス!」と思った記憶があるのですが(下記「関連エントリ」参照)、今回も濃いです。
保存版・2大付録付きである上に、「全122ページ丸ごと1冊総力取材」。何と頼もしい!
サライ特有の「落ち着いた雰囲気の奈良」、お腹いっぱいいただきます。
関連エントリ
・奈良本::奈良関連雑誌 (05.10.25)
関連リンク
・サライ次号予告(ページ下半分)
(サライサイトトップ > サライ今号、次号予告)
※パーマリンクではないので、上記情報・リンクは今現在のものです

パッと見ただけでも味があるのが伝わってきますが、「東大寺」と書かれた次に、謎のサインが書かれているのです。
拡大するとこんな感じ↓

さてこれは何だろうと思い調べてみると、石碑の「世界遺産 古都奈良の文化財 東大寺」という味のある文字をお書きになった、書家・榊莫山(さかき-ばくざん)さんのサインであることが分かりました。
お名前の響きを頭の中で反復して思う、「そういえば“莫山先生”というお名前、聞いたことがあるなぁ」。
それぐらい有名なお方なのですね。
同じような味のある文字をどこかで拝見できないかと探していたら、色々と本を出版なさっている様子で、その中の一冊の表紙をピックアップしてみました。
![]() | 莫山歳時記 榊 莫山 毎日新聞社 1997-09 by G-Tools |
うん、まさしく上の石碑の文字はこのお方ですね。
ということで、結論。
2つあるサインの左側は間違いなく「莫山」という文字。
右側のものははっきりと名言はできませんが、「莫」という文字のアレンジバージョンではないかなぁと考えています。
ハンコみたいな感じで、かなりくずして書いてらっしゃるのかなと。
石碑も侮れない奈良、ビバ!
参考リンク
・Wikipedia > 榊莫山
――莫山さんと近鉄との縁など(東大寺石碑に対する直接の言及はナシ)

1年以上ぶりに東大寺と興福寺へ行ってきました。
奈良行きたい!大仏さん見たい!と言ってくれた稀有な存在の友人の案内役として。
わぁきゃぁ騒いでくれたので、奈良県民としてはそれだけで嬉しゅうございました。お腹いっぱいです。ありがとう友人。
で、何はともあれ興福寺へ。
1年以上前は工事中で物々しかったのに、金堂跡はもうきちんと整備されていてびっくりしました。

五重塔と東金堂はお変わりない様子、お元気そうで何よりです。

その他にも興福寺をあちこちちょろちょろして、その後東大寺へ。
相変わらずな堂々の佇まいには何度見ても絶句させられます。もうほんとにすごい。これ以外表現の仕様がない。

上の写真を見て気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、東大寺は今、今月30日から行われる重源上人の「八百年御遠忌法要会」の準備真っ盛りで、大仏殿正面に2つのキラキラの塔(と勝手に呼んでました)が設置されてました。
何と言う名前なんだろう、この……道、具(……か?)

実は私、大仏さまには何度もお会いしているのですが、カメラを向けたことは一度もありませんでした。どうしてないのか自分でも不思議なほど、写真を撮らせていただこうとは思わなかったのです。
今日は初めてシャッターを切らせていただきました。綺麗に写ってくださってありがとう大仏さま。

それまでは興味なさげだった修学旅行生たちの口を、大仏殿に足を踏み入れた瞬間に一斉に「すげぇ!」と開かせるあなたはやっぱり、本当にすごいお方です。
その後東大寺の中をちょろちょろ動き回り(もちろん二月堂も)、本日最大の感激・法華堂(三月堂)へ。

写っている部分の左半分は奈良時代の建築、右半分は鎌倉時代の建築です。屋根に注目していただくと、2つに分かれているのが何となく分かっていただけるかと。
簡単に「奈良時代の建築」と言っていますが、すごく希少な存在です。
その感激を胸にシャッターを押したところ、写真右端中央、オレンジ色の服を着た外国の男の子がポーズを取ってくれました(笑)
センキュー!
私はそれまで法華堂をじっくり見たことがなくて、もちろん堂内へ踏み入れることもありませんでした。
でも今日は初心に返るつもりで、中へ入ってみたのです。
もう絶句でした。
22年間この場所を見向きもしなかった自分に張り手を食らわせたい気分でした。
堂内はたくさんの仏像が安置されている部屋以外入れないので、面積は狭いです。
でも内容が濃いです。部屋から溢れ出しそうなほど濃いです。
だってあんな小さなお堂の中に国宝の仏像が12体、重文の仏像が4体もいらっしゃるんですもん。
そして幸運なことに、和尚さまのお話を拝聴することができたのです。
それがまぁ垂涎もののお話がどんどん出てくるのなんの。
法華堂のご本尊、不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんりつぞう)が頭にかぶってらっしゃる冠は、「世界三大宝冠」の一つに数えられるそうです。
ヒスイや真珠、サンゴなどで装飾されているそうで、「天平時代に作られた仏様がそんなものをかぶってるなんて、驚きでしょう」とおっしゃったそのお顔の微笑ましさに、思わずこちらまでほんわかしました。
ちなみに残る二つの世界三大宝冠は、ツタンカーメン、ルイ14世のものだとか。
法華堂に限らず東大寺全体のお話も聞くことができ、非常に勉強になりました。
いやはや、大仏造立の話し合いが行われたらしい場所、そしてひっそりと内なるパワーを秘めている場所、法華堂はすごいところです。
ということで、東大寺・興福寺めぐりはこんな感じで終了しました。
友人も喜んでくれたようなので、ニセガイドの私もホッと一息。

その兄貴分、「日本最大奈良」を本日ようやく発見しました。わーわー!

長い間探し回ったけど、こんなとこにいらっしゃったのねアナタ!と思わず叫びそうになった場所は、東大寺大仏殿の出口。
なるほど、実家みたいなもんですもんね。
1年以上前にお目にかかって以来一度も見かけなかったので、もうお会いできないと思ってました。
感動の再会です……!
ということで、休みを利用して行ってきた東大寺・興福寺エントリを次のエントリでチビチビ書いていく予定です。
関連エントリ
・奈良ネタ :: 日本最小奈良 (06.01.30)
ずっと「復元」だと思ってました。
いくつかの辞書で調べてみましたが、どちらの書き方も同項に表記されているだけで、大差は無い様子。
でもIMEでは「復原」は〔船舶・航空〕、「復元」は〔一般的〕という区別がされているので、この理屈に当てはめれば奈良における「ふくげん」はどちらかと言うと「復元」な感じもするのですが。
でも何かワケがあるんでしょうね。気になる。
ということで、これからはここでも奈良スタンスを引き継いで「復原」という書き方でいきたいと思います。
●追記
このエントリのコメントにて納得情報をいただきました。
以下、鹿せんべいさんからのコメントを引用させていただきます。
「復原」・・・建物の履歴・痕跡調査を詳細に行い、使える材料は再度利用し、その時代の姿に戻すこと。ということで、奈良で「復原」が多用される理由がようやく分かりました。
「復元」・・・単に新築して再現すること。
鹿せんべいさん、ありがとうございました。
もともとの写真はこちら。

で、付け加え比較した図はこちら。

大仏殿の大きさもさることながら、大仏さまもめちゃくちゃ大きいですね……。
朱雀門は大仏さまがきっちり入れる大きさだということが分かりました。
……大仏さま、でか……(笑)
(注)
- 大仏殿の図は手持ちの写真のシルエットを使用して加工したため、全体的なバランス等に違和感を感じるかもしれませんが、お許しを。
また、大仏さまの図は東大寺サイト内にあるものを参考にさせていただきました。 - 朱雀門、大極殿の大きさは奈良文化財研究所著の『奈良の寺 - 世界遺産を歩く(ASIN: 4004308410)』を参考。
- 大仏殿の大きさは諸説あるため、Wikipediaの「正面の幅(東西)57.5メートル、奥行50.5メートル、棟までの高さ49.1メートル」との記述を参考(奥行は無視、数値は小数点繰り上げ)。
- 大仏さまの大きさは東大寺サイト内の「大仏さまの大きさ」を参考。
また、図内で表記した大きさ(20×18)は、横幅(蓮華座最下部の横幅の数値を基に計算)×高さ(座高15メートル+蓮華座の高さ3メートル)とした。
参考リンク
・Wikipedia > 東大寺盧舎那仏像 (大仏殿の大きさ)
・東大寺 > 大仏さまの大きさ
(東大寺サイトトップ > 東大寺FAQ > 大仏さまの大きさを教えてください。)
関連エントリ
・奈良散歩 :: だいごくでん (06.09.24) ――「大きさ比較、面白いかも」とポツリ

ということで、平城宮跡に行ってきました。
平城宮跡に足を運ぶのは1年ぶりぐらいだったんですけれど、相変わらずの空気に和みっぱなし。
家族連れでサッカーしたり野球したりしてらっしゃる方も多くて、近くにこういう空間があるというのはすごく素敵なことだなぁと改めて感じました。
車で行ったので、最初に足を運んだのは駐車場の隣にある遺構展示館。実はここに行くのは初めてでした。別の場所にある資料館には行ったことがあるのだけれど。

遺構展示館内にある「遺構」。穴ぼこだらけで生々しいです。楽しい生々しさ(?)。
ボランティアの方が丁寧にご説明くださって、色々と勉強になりました。

これも遺構展示館の一角にある遺構(上とは別物)。この石も当時のものらしく、思わず拝んでおきました。
そういえば、この敷地内にこんなものがあったのです↓

手前に立ってる石碑には確か「後殿跡」という文字。
何か大切な遺跡なのだろうと思い、写真を撮って帰って調べようとしたのです。
すると離れたところにいたボランティアさんが「それ、関係ないですよ」と一言ご助言くださいました。
ショックと言うよりも、恥ずかしかったー……。
何でもかんでも「大切なんだろう」と思ってしまう魔力がこういう場所には宿ってますね。て、、てへ、、、。

これは展示館内にある「大極殿復元模型」。じっくり見させていただきました。ありがとう模型。
そうそう、展示館内に「平城宮最大の柱」という木があったのです。めちゃくちゃ大きかったです。
いや、それよりも「ほぇ!」と思ったのが、その柱が「コウヤマキ」でできたものだということ。
ピンと来た方いらっしゃるでしょうか、悠仁親王のお印として、ついこの間世間を騒がせたあの木です。
いやはや、あの木が1300年前には平城宮最大の柱として君臨していたとは。これだけで嬉しくなりました。単純は時に至極の喜びを生み出します。
さて、大極殿へととてとて散歩。
途中遠くの方からホルンの音色がして、あぁ練習してらっしゃるんだなぁとほのぼのしていたら、曲がなんと「ダースベイダーのテーマ」。
めちゃくちゃ笑いました。平城宮跡でダースベイダーに出会えるとは思わなんだ。
でもお上手でした。拍手。
そういえば平城宮跡ではよく楽器の練習してらっしゃいますね。確かにいい練習場だなぁ。
で、笑いながら大極殿到着。

でかい。写真に収まりきらない。
この写真は、大極殿の正面にある「第一次大極殿正殿復元工事 一般公開施設」という建物から撮影しました。
今日は大極殿の工事現場を公開している特別日でも何でもないので、この施設の中から遠巻きに大極殿を眺めつつ色々と勉強するのですが。
この施設がすごい。物足りない感じに見せつつ、めちゃくちゃ濃い。
だってビデオの上映だけで1巡50分近くあるんですもん。

真面目にずっと見続けてたら腰が痛くなりましたが、内容はもう拍手喝采。勉強になりました。
内容が古い部分も多少あったものの(朱雀門が復元工事中だったり)、それを帳消しにするだけの内容の濃さです。
これ見るだけでもここに来る価値ありだなぁと感心しました。
もちろんビデオだけではなくて、壁には大極殿に関する様々な資料が展示されてます。

この写真は「今月の作業状況」。
こういうリアルタイムな情報を発信するのは、本当に魅力的だと思います。
どれくらい時差があるのかは存じ上げませんが、それでも「よく更新してるんだなぁ」と感心するには十分な要素。
それから大極殿と朱雀門の比較等もあって面白かったです。

大極殿は朱雀門よりこれぐらい大きいんですよーというのを視覚で感じられたので、想像しやすいなぁと感心。
それにしても大極殿でかいですね。
東大寺の大仏殿はもっと大きいんでしょうな。この比較も面白いかも。
そして正面には朱雀門。遠!ちっちゃ!

そういえば、上で書いたビデオの中で「朱雀門の朱色は「丹土(につち)」というものを用いて色を再現した」とありました。
丹土ってもしかして、この間別エントリ(下部参照)で書いた「青丹よし〜」の「丹」でしょうか。
……みたいなことを考えて、また一人でウキウキしてました。ウキウキしっぱなしです私。
この施設、パッと見はプレハブ造りで頼りなさそうですが、内容は本当によかった。
平日は施設内から大極殿復元工事の作業の様子(木を削ったりする作業)を見ることができる時間帯もあるようなので、それも見てみたいなぁと一人うきうき中です。またしても。
行ってみて思ったのはおなじみの一言、奈良楽しい!
以上、平城宮跡(特に大極殿跡)散歩エントリでした。
関連サイト
・第一次大極殿の復元整備 (「平城遷都1300年」製作)
・平城宮跡 第一次大極殿 (奈良文化財研究所製作)
【追加情報】
Web上では大極殿復元工事一般公開施設についての十分な情報が収集できない様子なので、分かる範囲でまとめておきます。
*第一次大極殿正殿復元工事 一般公開施設
……開館-9時〜16時 / 休館日-月曜(月曜が祝日の場合は翌日)
……館内のビデオ上映は原則11時から2時まで。でもスタッフさんのご好意によっては時間外でも見れる場合あり(私がそうでした)
……施設の隣には大極殿復元工事の柱を加工する作業場があり、窓越し(?)に作業を見る事が可能。ただし火曜日から金曜日の11時〜14時(12時〜13時はお昼休み)に限られる
関連エントリ
・奈良全般 :: 青丹よし [2006.09.17]
――「青丹」の「丹」は朱色を表す?
パッと見た時は「介護関係?」と勝手な想像をしましたが、実は「持ち運び可能な観光案内機!」でした。
奈良自立支援移動プロジェクト 実証実験のご案内 (奈良県土木部道路維持課)
奈良自律移動支援プロジェクトは、奈良における円滑な移動支援、観光地の魅力向上等のため、ユビキタス・ネットワーク技術を活用した情報提供の実現をめざしています。
※ユビキタス・ネットワーク技術:
モノや場所等に関する様々な情報を「いつでも、どこでも、だれでも」が利用できるような環境を構築するネットワーク技術。
※ユビキタス(ubiquitous):
ラテン語起源の英語で、「どこにでも存在する」という意味。
2010年の遷都1300年を目指して、新しい観光形態の模索と言った感じでしょうか。
道路案内や観光地説明、お店情報など、様々な情報を専用の携帯端末を通して得ることができるという仕組み。
国の違いも含めて色々な人の「便利」に繋がるプロジェクトです。
調べてみると、こういう感じのモヨウ。
- とにかく専用端末を借りる(まだ実験段階なので、本格運用の際の詳細は不明)
- 端末を持ち歩きつつ、様々な場所に設置されているICタグ等を探す
- 設置ICタグ等に近づくと、映像・音声で情報を得ることができる(自動か手動(端末のボタンを押す?)かは不明)
- ふむふむ
今のところ4ヶ国語に対応するということなので、海外からの観光客の方々にもなかなかいいかもしれません。
日本は英語が通じにくいということで、ただでさえ敬遠されてるそうなので……(笑)
国土交通省がプロジェクトを推進しているということで、これからもっと広がりを見せるかもしれませんね。
ちなみにこのプロジェクトは愛・地球博や神戸空港、浅草などで実験が行われているようです。
参考リンク
・自立支援プロジェクト推進委員会 (国土交通省)
呼び名で分かる:地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう」 (MSN毎日INTERACTIVE / 06.9.20)
「ねえ、リバテープ持ってる?」。そう口にして、友人や同僚に妙な顔をされた経験がある。私は福岡県出身。「リバテープ」は九州を中心に流通するガーゼつき救急ばんそうこうの商標名だ。地元では通じるが、よその皆さんには通じなかった。実は、それを何と呼ぶか、で出身地が分かる物は少なくない。あなたは「ばんそうこう」何と呼ぶ?
地図を見ていただければ分かるんですけれども、近畿地方の中でなぜか奈良だけがポツンと異色です。奈良はどうやらバンソウコウのことを「リバテープ」と呼ぶ人が多いそうです。
と全くの他人事のように書いてますが、まさにその通りで、私の周りで「リバテープ」という言葉を使う人は一人もいません。おもしろ方言のテレビ以外で聞いたことがない。
私は基本的に「バンドエイド」派なのですが、他の方は「リバテープ」が多いのですかねぇ……。不思議。
あ、あと記事の最後の方で言及されてますが、「かしわ」という言葉は私の大学時代の友人たち(兵庫近辺)には面白いほどに通用しませんでした。
「かしわもち?」と返された時はもうほんとにコントしてるのかと……(笑)
関連サイト
・はてなブックマーク > 呼び名で分かる:地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう」
(ページ下方に色んな方の「バンソウコウ」コメントあり。奈良の方もちょこちょこいらっしゃる感じ)
・del.icio.us(ソーシャルブックマーク) > 呼び名で分かる:地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう」
(こちらでもちょろっとコメントあり)
奈良時代の伎楽(ぎがく)面発見―天理大 (jiji.com(時事通信) / 06.9.19)
(略)
伎楽は寺院の法要などで催された仮面劇で、この面は酒に酔った西域の人物を表す。
江戸時代には東大寺の所有だったという(19日、奈良県天理市)
奈良時代のお面!見た感じの保存状態はあまり芳しくないようですが、中が完全な空洞なわけですから、仕方ないのかなぁと勝手に分析。
【伎楽】(ぎがく)
仮面をかぶり、横笛や腰鼓などを伴奏に舞うもので、寺院の法会や宮中の舞楽会などで行われた。正倉院・法隆寺などに伎楽面が残る。
――『日本史辞典 三訂版 (旺文社)』の【伎楽】の項より引用
伴奏をバックに無言で踊るらしく、引き締まった空気の中に滑稽さを感じるのだとか。上のお面はどちらかと言うと「引き締め」役に見えますが(笑)、奈良時代はどんな色でどんな顔をしてたんでしょうか。
伎楽のお面というのは基本的に頭からすっぽりかぶるものだそうです。写真をじっくり見てみると、確かに頭部の丸みが後ろまで続いているような。
それから、伎楽のお面には様々な種類があります。今回見つかったお面は記事で「酒に酔った西域の人物を表す」と表現されている通り、「酔胡従(すいこじゅう)」だとの見方が強いのだとか。
(【西域】……中央アジア・西アジアなどの地域を指した呼称。中国で使われる(使われた?)言葉らしく、「中国から見て西側」という意味)
「酔胡従」以外にも、「獅子」や「呉女(ごじょ)」など、現在のところ14種類の伎楽面が見つかってるようです。
伎楽面は法隆寺や正倉院などにも残っていると書かれていたので、色々と調べてみましたが、明確なイメージが湧くようなものはなかなかヒットせず。
●追記(06.9.30) エントリ下部に関連の別エントリ情報追加
でも文字としてはデータベースの中にきちんと存在してました。
奈良国立博物館のデータベースで「伎楽面」と検索してみると、ヒットしたのは19件。飛鳥・奈良・鎌倉時代のもののようです。
一気に飛んで、文化庁の「国指定文化財等データベース」でも検索。すると重要文化財として7つの伎楽面が登録されているらしいことが分かりました。
7件のうち、奈良時代のものが5件、鎌倉時代のものが2件。
どちらの検索でも平安期の伎楽面が見当たらなかったことがオモシロ不思議です。こういう謎大好きです。
(伎楽は平安以降衰退したとの表記も見かけたので、となると鎌倉時代の伎楽面が存在することがオモシロ不思議?)
伎楽は上代の日本では盛んに舞われていたようですが、以降衰退、現在ではほとんど耳にしません。
が、現代風にアレンジされたであろう伎楽を年中行事として行っている場所もあります。
その一つが、薬師寺。毎年5月5日に行われる「玄奘三蔵会大祭(げんじょうさんぞうえたいさい)」という行事が、伎楽に当たるようです。

薬師寺サイト内「玄奘三蔵会大祭」 (トップページ>お寺の紹介>年中行事・定例行事 >玄奘三蔵会大祭)
楽しそう……!
そしてなるほど、どのお面も頭からすっぽりかぶってますね。
今回見つかったお面も、こんな風に奈良時代の誰かがかぶっていて、奈良時代の色んな人を楽しませたんでしょうか。
そう考えるだけで私はもうウキウキします。これだから奈良が好き!
最後になりましたが、一番上のサムネイル、お面と一緒に写真に写ってらっしゃる方の笑顔がもう最高に嬉しそうで、私の中の嬉しさも倍増しました(笑)
●追記(06.9.30)
――関連エントリ
・奈良ネタ :: 伎楽面実物発見! (06.09.30)
(追記、以上まで)
参考リンク
・奈良国立博物館データベース
――検索は、「トップ>情報検索サービス>所蔵写真検索システム」
・国指定文化財等データベース (文化庁)
・薬師寺
名所の開花情報知らせるHP、来年2月開設/県が“記者”募集
「花の記者」を募集します−。県は、4年後の平城遷都1300年記念事業に向けた「もてなしの心」運動の一環として、県内の花の名所などを紹介するホームページ(HP)「花のもてなし情報館」を来年2月に開設することを決め、各地の開花情報などをリアルタイムで伝えてもらう市民ボランティアの募集を始めた。提供してもらった記事や写真は、HP上で公開される。
(後略)
「参加型」というところがミソでしょうか。「なら子育てブログタウン」や「なら修学旅行ガイド」に引き続いた感じです。
今回は特に「観光」に主眼を置いたサービスのようですから、上で示した2サービスに比べると、一気に範囲が広がった感じ。
最近の奈良はWebに力入れてますねー!楽しい!
関連エントリ
・奈良話題 :: 「なら修学旅行ガイド」オープン (06.09.04)
・奈良話題 :: 「なら子育てブログタウン」オープン (06.08.11)
「青丹よし」というのは、「奈良」「国内(くぬち: 国中)」にかかる枕詞です。
この言葉を使った万葉集の歌にはこんなものがあります。
青丹よし 奈良の都は 咲く花の 薫(にほ)ふがごとく 今盛りなり (万葉・三・三二八・小野老(をののおゆ))
(奈良の都は咲く花が美しく照り輝いているかのように、まさに今、全盛を誇っている。――『全訳古語例解辞典 第三版(小学館)』から訳引用)
悔しかも かく知らませば あをによし 国中(くぬち)ことごと 見せましものを (万葉・五・七九七・山上憶良?)
(残念なことだなあ。このように(妻が死んでしまうことを)知っていたなら、国中のすべてを見せておいただろうに。――『全訳古語辞典 第二版(旺文社)』から訳引用)
現代語訳を見ていただければ分かる通り、枕詞、ここで言う「青丹よし」は基本的に訳しません。
ではでは「青丹よし」とは一体何なのか。
最初に「よし」について説明しておきますと、「よ」と「し」は間投助詞というものだそうです。(間投助詞: 語調を整えたり感動を表したりするもの)
で、「青丹」。
これには色々な説があるようです。
「青丹というのは、青色の土(土=丹)のことだよ!奈良の都でよく採れたんだよ!」
「青丹というのは、青色と朱色(朱色=丹)のことだよ!奈良の都で多用されていた色なんだよ!」
「青丹というのは、当時使われていた顔料の名前だよ!奈良の都でよく採れたんだよ!」
その他にも調べれば調べるほど本当に様々な説があります。
いくつかの古語辞典で調べてみると、「青丹」の項には大体上記1番目の説明に近いことが表記されているので、これが有力候補なんでしょうか。
となると、「青丹」、特にどの説でも一様に言及されている「青」という色は、平城京のテーマカラーだったと言ってもおかしくないのかもしれませんね。
奈良時代の「青色」というのは想像し辛いですが、「青」というのは、青塗りの瓦の色のことを指すという説もあるようです。こうなると想像しやすくなります。なるほどなるほど、あの青っぽい瓦の色が、あの時代の「青色」になるわけか。新鮮な鯖みたいな色ですね。違うか。
ということで、新JR奈良駅には確かに、「青丹よし」を彷彿させる要素、青色などの色(赤系の色を含む「五彩の色のカーテンウォール」)、そして瓦葺の屋根、などなどが詰め込まれる駅になりそうな予感です!
関連エントリ
・平城遷都1300年 :: JR奈良駅は「青丹よし」 (06.09.16)
関連リンク
・JR西日本: JR奈良駅新駅舎デザイン (JR西日本サイトトップ>JRニュース>ニュース一覧>ニュース詳細)
・<28>青丹よし奈良の都と歌われる「青丹」とは? (YOMIURI ONLINE内「桶村久美子 色彩の雑学 パート2」)
……「青丹」は「青色」と「朱色」を意味するという説
本日9月17日朝日新聞朝刊の「なんでもランキング」(第2奈良面とあるので、他地域では掲載されてない……?)に、奈良のオモシロが載ってました。
本の売り上げランキング(書籍・雑誌販売額÷人口)、奈良は栄えある最下位です!……クスン
売り上げランキング1位は東京、38315円。2位は大阪で21995円。その他つらつら〜と全国の道府県が並んでいきまして、見事47位にランクインしたのは奈良の10212円でした。
記事内ではきちんとフォローしてくださってます。
下位の奈良、和歌山両県は大阪の通勤圏内にあるため、「大阪で本を買って帰る人が多いのでは」との見方だ。
(※注: 和歌山は43位、売り上げ12571円)
フォローがかえって空しい気もしますが、実際それはその通りなのだろうと思うので、ヨシとしておきましょう。
ちなみに去年のエントリで書きましたが、奈良はその他にも飲食店数、労働力率が全国最下位です。て、、、てへ、、、
(なんて締めくくり方)
関連エントリ
・奈良ネタ :: 奈良の○倒れ (2005.05.17)
古都薫る寺院建築風に-JR奈良駅新駅舎基本デザイン決定(06.9.15 / 奈良新聞)
平成22年度の完成を目指すJR奈良駅新駅舎の基本デザインが決定し14日、県と奈良市が発表した。新駅舎デザインは瓦屋根の垂木(たるき)を設置したり、寺院建築をイメージさせる構造とし、奈良の都の雰囲気を表現している。
想像力が全く無いものでして、記事を読んだ直後にはJR奈良駅をお寺にするのかと思いました。
その他の記事を読みまわってみると、どうやら構想テーマは「青丹よし」の様子。「青丹よし」というのは、「奈良」にかかる枕詞ですねー。(これについては後々別エントリでもう少し詳しく紹介しようと思います。自分の勉強のためにも。●追記→エントリ最下部参照)
しかしながら、テーマが分かっても相変わらず想像がつかないので、イメージ図がないかと思ってJR西日本サイトを覗いてみました。するとありました!ありがとうJRさん!なるほどなるほど、こういう感じなのか。

JR西日本: JR奈良駅新駅舎デザイン (JR西日本サイトトップ>JRニュース>ニュース一覧>ニュース詳細)
「お寺作るの?」と思った自分に張り手を食らわせたい気分です。何て近代的なお寺。いや違う、お寺じゃない。
図の一番右端・屋根のてっぺんにある相輪(と呼ぶのでしょうかね)に昔のJR奈良駅を感じつつ、素敵な駅だなぁと感心。レインボーな壁が目を引きます。綺麗!(本当は5色だそうです)
2010年に完成予定ということなので、これも一つの大きな「平城遷都1300年」の記念事業と言ってよさそうですね。
●追記(06.9.17)
「青丹よし」について少し調べてみました。(奈良全般 :: 青丹よし (06.9.17付けエントリ)
飛鳥光の回廊 幻の「朱雀」よみがえる 奈良・明日香村 (Yahoo!ニュース(毎日新聞) / 06.9.13)
奈良県明日香村の国営飛鳥歴史公園で12日夜、光のイベント「飛鳥光の回廊」(16〜18日、明日香村観光交流活性化事業実行委員会主催)の試験点灯があり、高松塚古墳(7世紀末〜8世紀初め)にあったとされる幻の「朱雀」が1300年の時を経てよみがえった。
(後略)
躍動感のある格好、赤い灯籠の綺麗さ、そしてそしてあの目。かっわいいです……!(笑)
イベントはあさって16日から18日までの3日間。雨が心配ですが、明日香にこの朱雀が元気よく登場するのが楽しみです。
今日は同じ高松塚繋がりでもあまりよろしくないニュースが流れていましたが(美女に黒カビ―高松塚古墳 / Yahoo!ニュース)、どうかどうかこの「火の鳥」の朱雀のように、高松塚古墳も不死鳥であってほしいと願っています。

東大寺の上空からの様子(クリックで大きくなります(Flickrへ移動))。大仏殿の大きさがヒシヒシと伝わってきます。大仏殿の前にはちゃんと八角灯籠も見えますよ(笑)!

こちらは平城宮跡。奈良の市内にこんな野原が広がってるんだから、不思議なものです。この北側には色々と綺麗な前方後円墳が見て取れたのですが、濠の水が影響してかその上にだけ雲がかかっていて見えませんでした……。残念。
こうして衛星画像で見ると、一気に臨場感が湧きますね。いやはや楽しい!
それにしても改めて感心したことは、見事なほど正確に方角に沿っていること。どちらの写真も上を北側にしてますが、線で引いたように綺麗に建てられてます。心底感動しました。すごい。
関連リンク
・Google Earth
この夜景の選定には函館などの有名な場所は含まれていないため、若草山以外の2つの夜景も「福岡県・皿倉山」と「山梨県・笛吹川フルーツ公園」という、観光地としてはそれほど知名度の高くない場所。
しかし周辺環境等の調査もきっちり行われた上での選出のようなので、この一つに選ばれるということは、その地域全般にお墨付きをいただいたのと同じではないかと思います。
で、肝心の若草山の夜景について。
「夜景は見てみたいけど行き辛いなぁ」と思っていたら、奈良交通が若草山の夜景を含む夜のバスツアーを行っているようです。
興福寺、東大寺、浮見堂、そして若草山。全ての夜景を拝めることができるこのツアー、ツアーなのでそれなりの団体でしょうし、バスで奈良駅まで送迎してくれますし、かなり魅力的ですね。
7月から10月までの4ヶ月間限定ツアーですが(「ライトアッププロムナード・なら」の開催期間ということでしょう)、ぜひとも行ってみたいです。
以上、若草山からの夜景は綺麗だそうだよ!というエントリでした。
関連サイト
・新日本三大夜景 (新日本三大夜景・夜景100選事務局 製作)
・奈良交通 夜のライトアップコース (奈良交通グループサイトトップ>定期観光バス)
――若草山の夜景を含むツアーはページ最上部のものです
- 東大寺の鐘
- 猿沢池の月
- (興福寺)南円堂の藤
- 春日野の鹿
- 三笠山の雪
- 佐保川の蛍
- 雲井坂の雨
- 轟橋の旅人
聞き慣れない「雲井坂」と「轟橋」というのは、調べてみるとどうやら今の奈良県庁のそばにあるモヨウ。
「雲井坂」は奈良県庁東側にある緩やかな坂。「轟橋」は奈良県庁の東側の道路沿いに石碑が立っている、とのこと。
ということで、今度行く時はぜひともこの「奈良八景」を拝みたいと思います。
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天皇家の方々と奈良との繋がりを発見したので、恐れ多くもエントリにて書かせていただこうかと思います。テーマは「宮号」。
秋篠宮、常陸宮、三笠宮、桂宮、現在の宮家はこのような宮号をお持ちなのですが、全て地名がもとになっています。
常陸宮という宮号は茨城県、桂宮という宮号は京都府。そして秋篠宮、三笠宮、の2つの宮号は、全て奈良県なのです。
「秋篠」というのは、奈良市内にある地名です。奈良公園付近の観光名所からは少し離れていますが、「秋篠寺」はなかなか有名なのではないでしょうか。光仁天皇や桓武天皇と馴染み深い場所です。
次に、「三笠」。これは現在の「若草山」の別称です。Wikipediaにはこんな記載がありました。
かつては三笠山が正式名称であったが、1935年、この山名に因んで三笠宮が創設される際に、同じ名前では恐れ多いとして、山焼きに因んで若草山に改称した。これは全く存じ上げませんでした。ということは、「若草山」と呼ぶようになったのは、わりかし最近なのですね。
――Wikipedia【若草山】の項から抜粋
親王のご逝去によって現在は正式には残っていませんが、以上のほかに、「高円宮」という宮号も奈良の地名から来ています。
上で挙げた「三笠山」の南側にある山「高円山」が由来だそうです。高円山と言えば奈良の大文字送り火として有名な山です。
どの地名にも言えることは、全て歴史の長い場所だということ。
「秋篠」は上にも上げた通り、少なくとも光仁・桓武両天皇の時代(8世紀後半)からあり、「三笠」「高円」は万葉集(8世紀末頃完成)に登場する。長い歴史の中で変化していない地名なのでしょう。
今回宮号について緊張しながらエントリを書きましたが、どのお名前も、漢字が醸し出す雰囲気がすごく綺麗ですね。何を言うでもなしに空気が伝わってくる日本語が大好きな私にとって、今回の発見はとても素敵なものなのでしたー。(今日のわんこ風)

奈良っこ
読売新聞関連のサービスのようで、私がこのサイトを知ったのも読売新聞の情報誌、Yomiっこ内の広告を見たのがきっかけです。
9月初めオープンとのことだったので、今日思い出してトテトテと覗きにいってみました。
諸所に登場してる鹿のキャラクターがかわゆい……!「ならきち」というお名前だそうです。1つの画像を使いまわししてるのではなくて、色んなページで色んなポーズの「ならきち君」とお会いすることができるので、それが楽しみで楽しみで……(笑)バルーン鹿を引っ張ってる「ならきち君」は抱きしめたくなるほどかわゆいです。
オープン後まもないということもあってか、今はまだ完成していない部分もありますが、あまり「奈良!奈良!」することのないような気軽な雰囲気のサイトです。
いや、むしろ「奈良っぽくない奈良」の空気を作ってらっしゃるようにも見えて、なかなか新鮮に感じました。
個人的にボソッと申し上げますと、「男の隠れ家」という特集、ダンディ好きの私にはたまりません……(笑)
完全なる地元密着型ではなく、敷居が低い分だけ他の地域の方々に馴染みやすい。突然お寺や寺院の説明を始めるのではなくて、「まずは気楽に奈良を楽しんでー」という雰囲気が見え隠れしていて、ならきち君も含めて楽しかわゆしのサイトでした。
関連リンク
・奈良っこ
さて。ここのところ奈良に関連する本をちょこちょこ読んでいます。直接の関係はないものもありますが、参考になっておもしろかったりもするので、まとめてご紹介。
![]() | 奈良の寺 ― 世界遺産を歩く 奈良文化財研究所 岩波書店 2003-06-21 by G-Tools |
タイトルと著者名の通り、まともに奈良に関することです。奈良文化財研究所の方々が色んなデータを交えてご自身の専門分野を分かりやすく書いてくださってるので、私にも分かりやすかったです。お寺には当時の人たちの落書きが残っているというお茶目な新事実も知り、何とも楽しい気分になりました。
特に今、奈良検定のガイドブックを読み漁っていることもあってか、色々とリンクする部分があって「ほぉ!」と感心することが多々。豆知識をもらえたり、興味を引いてくれたり、と、部分的な参考書みたいな感じで読めるので助かります。
ちなみに掲載されているのは平城宮跡、法隆寺、薬師寺、興福寺、春日大社、元興寺、唐招提寺、東大寺、西大寺、法華寺、大安寺の11ヶ所。
![]() | コンパクト版 色の歴史手帖―日本の伝統色十二カ月 吉岡 幸雄 PHP研究所 2003-09 by G-Tools |
「色の歴史手帖」というよりかは「歴史の色手帖」という感じでした。特に筆者の方が染めの職人さんということもあって、伝統的な色が作り出される様子を垣間見ることができます。そしてそれが使われている様子も。
実は期待していた内容とは少しずれたのだけれど(もともと探していたのは「色の歴史」に関する本)、別の角度から「歴史」を見る事ができて楽しかったです。
リンク先のAmazonでは少しだけ内容を見ることができるので(なか見検索/書影画像クリック)、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか。所々に奈良関連の魔性の単語もでてきてますよ(笑)
![]() | 日本語の歴史 山口 仲美 岩波書店 2006-05 by G-Tools |
日本語の歴史に興味があって、その一歩として読んだ本。結構売れてるみたいですね。本屋で買おうとしたら、周りの本はいっぱい棚積みされてるのにこの本だけラスト1冊でした。
これも面白かったー!奈良時代や万葉集への言及はもちろん、平安、鎌倉などの時代の流れに沿って日本語が変化している様が、まとまりよく書き表されています。個人的には特に奈良・平安期の日本語の変動が面白いです。当時の人たちが楽しんで日本語を創り上げていたのが伝わってくる感じで。
![]() | 奈良の都―奈良時代 児玉 幸多 あおむら 純 小学館 1998-02 by G-Tools |
……ノーコメント!
と言いたいところですが、こういう面から日本史に触れるのも楽しいだろうなと思って、古本屋で買った一冊です。いやはや……千里の道も一歩よりというのはこういうことでしょうね。いや違うか。
- 「発売予定」を「発売中」と変更すると共に、公式テキストのAmazonへのリンクを追加
- 申し込みに必要な郵送用書類の配布時期を、「8月下旬以降」から「9月中旬以降」へ変更

なら修学旅行ガイド (奈良県観光交流局観光課 - 奈良県修学旅行誘致促進委員会事務局製作)
サイト名通り、修学旅行生や修学旅行を引率する学校関係者の方々に向けて作られたサイト。色々と細工が仕掛けてあっておもしろいです。
ページ右側にある「平城京タイムスリップクイズ」は一度やり出すと止まらなくなります。簡単な問題のはずなのに焦って間違えたりして、悔しくて「もう一回!」の繰り返し。ちなみに聖武天皇に記念すべき7000敗目をしていただいたのは、私です……(笑) 大人気なく本気になってしまってすいませんでした、聖武天皇(笑)
サイト内はかなり作りこまれていて好感触なのですが、観光地の写真の画質が悪かったり小さかったりすることがあって、その部分が少し残念です。写真は見る側のイメージを左右するからなぁ。
サービス内で特に力を入れてらっしゃるように感じるのは、「修学旅行ブログ」。
パスが必要なので学校関係者やご家族の方以外は見れないようですが、旅行中でも携帯電話で随時更新できるので、これはなかなかいいなぁと思います。他のグループがどんな場所に行ったかなども見れるのだろうし、写真などが添付できたり、簡単に一言だけ書いての更新もできるわけですから、本当に楽しそう。鹿の写真を貼り付けて「鹿!」とだけ書いたエントリでも、十分魅力的なわけです。大仏さまの写真を貼り付けて「でか!」と書いたエントリでも、十分伝わるわけです。修学旅行から帰って見返してみても、楽しくて仕方がない気がする。
そして肝心要なのは、修学旅行生はなかなか魅力を感じられないであろう「奈良」という古い歴史の場所で、学生さん方が少しでも楽しんで興味を持てるようなサービスを作り上げた部分だと思います。このことに対して今回すごく感激しました。
利用する方がどれだけ出てくるかはまだ分かりませんが(個人的には良いサービスだと思う)、こういう目新しいことをしていく奈良というのは、すごく好きです。
まず修学旅行前には学校で「なら修学旅行ガイド」を使って事前勉強して、修学旅行中は「修学旅行ブログ」でそれぞれ楽しみあって、修学旅行後は「なら修学旅行ガイド」と「修学旅行ブログ」を合わせて感想なり何なりを学生さん方の中で形作ってもらう。
奈良の頑張りに拍手!
参考サイト
・なら修学旅行ガイド
・(NIKKEI NET / 06.9.2) 奈良県、修学旅行ブログを開設・県内宿泊の学校向け
関連エントリ
・奈良話題 :: 奈良は修学旅行で人気 (05.12.15)

記念撮影!(笑)
さて、肝心のテキストの内容。
巻頭のカラー写真が綺麗で意外に多くて嬉しい!表紙の写真は入江泰吉さんが撮影なさったのかー!などなど、進研ゼミのテキストを放り出して付録の方にかまけている気持ちです。あぁ妙に嬉しいなぁ。
京都検定のテキスト見比べてみると、それぞれの時代の相違が感じられて面白いです。
例えば奈良検定のテキストでは「古墳」が重要な項の一部であるのに対し、京都検定のテキストでは言及されていない。一方で、京都検定のテキストでは和菓子(京菓子)や料理(京料理)、ならわしなどが詳しく書かれているのに対し、奈良検定のテキストではあまりない。
などなど、奈良検定テキストを「建築含む“自然”へ目を向けている」と表現するならば、京都検定テキストは「人間の生活にも視点が移っている」と言えるのかなと思います。
これはもちろんテキストの良し悪しを指しているわけではなく、時代の移り変わりの影響なのでしょう。
そうそう、奈良検定テキストには仏像の項がありました!これも大きな違いです(笑) 仏像の造り方が絵で示されていて、思わず「かわゆい!」と思いました。この絵はこのテキストのオアシスです(笑)
それにしても、来年の1月までにこれだけの量を覚えきれるかな……。
最後になりましたが、テキストで網干さんのお名前を目にするたびにジッと見入ってしまいます。お名前に向かって敬礼!
参考資料?
・京都・観光文化検定試験公式テキストブック (単行本)(Amazon)













